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【クローバーフィールド】斬新な緊迫感—ネタバレ徹底考察します!!

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Japan Sci-Fi ソル Ryo より

ネタバレあり


斬新な緊迫感と自然な臨場感。このSFホラー映画「クローバーフィールド/HAKAISHA」を表すならこんな言葉が適切か。壮絶なる怪物からの逃避劇を描いたラストには伏線が…!? SF好きな方々ぜひご覧ください!! いざ、SFの世界へ…!!

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クローバーフィールド/HAKAISHAのネタバレ感想・考察・徹底解説 (Ryo)

「クローバーフィールド/HAKAISHA」のあらすじ

本日のコラムは、怪獣もののSFパニック映画「クローバーフィールド/HAKAISHA」です。
2008年公開で、SFパニックものが流行っていたころではないでしょうか。
同じようなパニック要素&ラストの展開として「ミスト」という映画がありますが、こちらも2007年公開です。

監督は、ジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグに続くと言われる大物監督のJ・J・エイブラムス「スター・ウォーズ」「スター・トレック」「アルマゲドン」「ミッションインポッシブル」「LOST」などの多数の有名作品があり、SF好きならおそらく一度は触れている監督でしょう。

ニューヨークに突如現れた怪獣から逃げ惑う人々を、ハンディカメラで撮影していくというのが主なあらすじのモニュメンタリー映画です。こういった一般市民の目線から描くパニック映画は非常に臨場感があって、当時はかなり斬新な切り口からSFを攻めたのではないでしょうか。

自由の女神の頭だけぶっ飛んでいくシーンが公開前から話題になっており、その映像や画像が印象的な方も多いのではないでしょうか。
(アメリカ人はSF映画でなにかと自由の女神を活用して「パニック」を演出するのが好きですよね笑)

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出典:クローバーフィールド HAKAISHA : 作品情報 – 映画.com
Copyright (C) 2008 Paramount Pictures. All rights reserved.

さて、本作の見どころは以下の3点ではないでしょうか。
①ホームビデオ風に演出されたSFパニック映画
②逃げ惑う人々の緊迫感
③怪物について散りばめられた伏線

    

   

   

ホームビデオ風に描かれる斬新な切り口

この映画、非常に緊迫感があるのですが、その一方「酔う」という意見が多いのも事実です。というのも、ハッドという男性がハンディカメラを使って撮影しており、それがそのままこの映画になっているからです。そのため、非常に一般人らしい適当なカメラワークで自然にパニックを描く一方、適当なため激しく揺れたり移動したりするのでかなり酔いやすいのです。

「適当」と言いましたが、この一般人らしく描写するのは演出上は「適当」では実現できないでしょう。例えば、何もないシーンをいきなりハッドが撮ってそこに怪物が現れる、といったカメラワークがこの映画の性質上無理なので、どうしても先に悲鳴や爆発を発生させて、そのあとにそちらにカメラを合わせていくという順序が必要になります。なので、演出上は結構苦労するんだろうなと思いますね。

ただし、一般人らしいことにこだわっているため、怪物が一瞬しかカメラに現れなかったり、ハッドがカメラを置くシーンは周りで何が起きているのかわからず、新たな緊迫感を味わうことができるのはこの映画の魅力といえるでしょう。

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出典:クローバーフィールド HAKAISHA : 作品情報 – 映画.com
Copyright (C) 2008 Paramount Pictures. All rights reserved.


また、ホームビデオ風なのでCGっぽさが全然ないですね。自由の女神が吹っ飛んできたりビルが燃えていたり、怪物が現れるときも、まるで本当にそのカメラで撮っているかのような感覚なのです。なので、CGっぽさを軽減しているのもこのハンディカメラ映像の利点といえます。

極限状態で逃げ惑う人々のリアルさ

怪物映画やSFパニック映画では、時折その怪物との戦いに重きをあてられることがあります。特にアメリカ映画はゾンビとかインパクトの強い怪物が大好きなので、それらと戦ってぶち殺す映画が多い印象です。ただし、この映画はどちらかというと怪物を倒すことに焦点を当てているというよりは、逃げ惑う一般市民を臨場感もって伝えることに焦点を当てているように思えます。

そのため、人々の心理描写が非常にうまいです。例えば、冒頭でビルが揺れたときには、「またテロ攻撃かしら」という発言があります。ニューヨークが舞台で、さらに当時9.11がまだ記憶に新しいこともあり、こういった要素を入れているのがとても現実的ですよね。

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出典:クローバーフィールド HAKAISHA : 作品情報 – 映画.com
Copyright (C) 2008 Paramount Pictures. All rights reserved.

また、マンハッタンの橋を渡りに行くシーンでは、途中パソコンのような電子機器を盗んでいる人が撮影されています。こういった混乱時に乗じて盗みをはたらくという行為は、欧米では普通だと聞いたことがあるので、こういった混乱の要素をさりげなく沢山仕込んでいる点がさらに現実味を帯びている要因かなと思います。

(そう考えると日本は災害時も平和で安全ですよね…感謝ですね…)

    

   

   

怪物の正体は!?

さて、この怪物はいったいどんな怪物なのか

実は作品中ではまったく明らかになっていません。
ニューヨークの海中から突如出現した後、軍が戦いに行きますが、軍部から怪物の情報はなにも示されません。
また、実は軍が秘密裏に進行させていたプロジェクトの一環で生まれた生物じゃないのか?みたいな推測も可能な要素が作中にはありますが、実はそうじゃないことがラストで描かれています。

このラストについて「えっ!?」となった方は多いのではないでしょうか。

今回はネタバレあり投稿なので画像を張り付けます。実は一番最後のシーンでなにか円盤のようなものがニューヨークに飛来していることがわかります。
最初みても気づかないのですが、何度も再生していると気づきます笑 

 

 

そう、つまり彼らは宇宙から飛来してきたのです!!

そのほかにも、架空の日本企業「タグルアト」という海底掘削会社が関わっているのか、噛まれたら感染するのか、エンドクレジットに聞こえる声は何かなど、エイブラムスは伏線を散りばめていると思われ、たくさんの考察が可能です。
それもまた流行った一つの要因といえるかもしれません。

しかし、ラストは、なんとカメラ撮影者も主人公と思われる人物たちも全員死んでしまいます。
怪物は核攻撃で死亡したと思われますが、その爆撃に巻き込まれてメインキャラ全滅!!

なぬぅ~~~~!!!?!?!?( ゚Д゚)

こういったダークなエンドも個人的には好きですね。
しかも主人公は本当にただの一般市民なので、特に怪物に対して強いわけでもなんでもないのです。
彼だけ生き残る、というのもリアリティがないのでこういったラストに持っていくのはさすがだなぁと思います。

ともあれ、あのエイブラムスがゴジラや日本に影響を受けて製作したSF映画です。
SF好きな日本人なら一度は観てみてるのがいいのではないでしょうか。

それではまた~☆

 

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