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【NOPE/ノープ】宇宙人の正体が怖い!謎全てネタバレ考察解説!

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ネタバレあり

宇宙人の正体、”あれ”の意味が怖い!
2022年公開のSFホラー『NOPE/ノープ』をあらすじからネタバレ感想・評価で徹底考察・解説!
チンパンジーゴーディは本当にある話?
予告編からカットされた映像とは?直立したの意味は?
続編はある?解説します!

いざ、SFの世界へ…!

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Japan Sci-Fi ソル Ryo

NOPE ノープ のネタバレ感想・考察・徹底解説 (Ryo)

本日は、2022年公開のSFホラー映画『NOPE ノープ』をネタバレ徹底考察!

15項目で考察します!!!

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注目のジョーダン・ピール監督!NOPEに隠れたもう一つの意味とは?

監督はジョーダン・ピール

コメディアンや俳優として活動をしていましたが、ホラー映画『ゲット・アウト』の脚本を執筆してから監督としても有名に。続く『Us/アス』でも名を挙げて、注目の監督です。

主にスリラー映画を得意とする監督ですが、今回はSFよりの作品を制作したようです。とはいえ、ホラー要素は結構あるんですけどね。

主演は『ゲット・アウト』でもと組んだダニエル・カルーヤ

MCUの『ブラックパンサー』にも出演しています。

主人公の妹役の女優はキキ・パーマー。歌手ですが、『ハスラーズ』や『バズ・ライトイヤー』のイジー役等で出演しています。

また、『ダンケルク』『インターステラー』『TENET テネット』などを手がけた撮影のホイテヴァンホイテマも参画しており、IMAX劇場で見るとその臨場感がより伝わってきます。

タイトルの『NOPE』とは、日本では「いいえ」「ありえない」といった意味のスラングで、どちらといえば「(UFOなんて)ありえない!」といった意味のタイトルといえます。

一説によれば「Not of Planet Earth(地球のものではない)」の略ではないかとも言われていますが、その真偽は分かりません。

スピルバーグの影響が大きい!?日本の有名アニメ作品も

今作は、ただのホラー映画でもなければ、ただのSF映画でもない、非常に深みのある社会派映画でもあります。いろいろな作品の影響を受けているようですが、一番はスピルバーグ監督の影響が大きそうです。

UFOとのファーストコンタクトといえば『未知との遭遇』ですが、本作でもオマージュシーンと言えそうな場面がいくつかあります。電子機器が狂うところとか特にそうですよね。全体的な設定もわりと似ています。

また、監督自身が「空のジョーズ」を描くことを考えていたとのことで、たしかに『ジョーズ』と似たような「見えない緊迫感」の演出が見られます。

『ジュラシック・パーク』のようなスリリングな怖さもありますし、人間とその他の生物とのバランスという意味でも似たメッセージを感じます。

『NOPE』ではチンパンジーが大きなキーキャラクターになっていますが、そのチンパンジーと人間の交流は、まさしく『E.T.』異なる生き物と友好的な関係を築く点と似通っています。

その他、日本の作品からも影響を受けているようで、監督自身、飛行物体は『新世紀エヴァンゲリオン』の「使徒」から影響を受けていると発言しています。ラストのスライド・ブレーキの演出は『AKIRA』です。

ということで、リスペクトしている作品が多いにも関わらず、あまり「パクった」感がないという点は高評価ポイントといえます。というより、とても独自性のある映画だと思いました。

酷評レビューもありますが、Rotten tomatoでも支持率82%で割と高いです。

エンタメ路線の映画ではないですが、SFマニアや映画批評家からは好まれそうなジャンルですね。

「動く馬」の映像の意味とは?サブタイトルに出てくるのは…

さて、本作には様々な考察ポイントがあります。

一つ目は「馬の映像」でしょう。

映画では途中でサブタイトルのような形でいくつか単語で出てくるのですが、すべて生き物の名前、という共通点があります。そして最初の三つはいずれも馬の名前でした。

GHOST(ゴースト)=OJの父が死んだときに乗っていた馬の名前
CLOVER(クローバー)= 外に出てしまった馬の名前
GORDY(ゴーディ)=「ゴーディ、家に帰る」の撮影現場にいたチンパンジーの名前
LUCKY(ラッキー)= OJからジュープに売られた馬の名前
JEAN JACKET(Gジャン) = UFOだと思われていた謎の「生き物」

また、世界初の映画とも言われる「動く馬」も大事なポイント。

あれは、1878年6月にエドワード・マイブリッジがクロノフォトグラフィーという手法で撮影した一連の写真のセット。1880年にズープラクシスコープとして映画上映された後、エジソンがキネトスコープを発明し、それに続いてリュミエール兄弟がシネマトグラフで現在の映画の起源をつくったとされています。

しかし、撮影者のエドワード・マイブリッジは後世にも伝わっていることに対し、被写体である黒人騎手は記録に残されていません。ジョーダン・ピール監督はこの事実に直面し、主人公のOJがその騎手の子孫という設定にしたのです。

人種差別という社会的メッセージを織り込んだ、ジョーダン・ピール監督らしいエッセンスですね。

なぜ鍵や硬貨が落ちてきたのか?「黒人が残すビデオ」の意味

本作は、西部劇の匂いが漂う、見渡しの良い郊外で繰り広げられます。

ある日、OJ(オースティン・ジュニア)の父親が謎の事故によって死亡しますが、その原因は銃弾ではなく、鍵や硬貨でした。しかし、医者からは飛行部部品の落下による死亡とされてしまいます。

物語冒頭では宇宙人(?)とこの死因が関与するようなヒントはないのですが、空から降ってくるので、少なくとも超常現象のようなものが起きているのではないかと推測できます。OJも「最悪な奇跡」と呼んでいますし、なにか謎を究明したいような様子がうかがえますよね。

そして、ゴーストという馬が消えてしまってから、妹のエム(エメラルド)とともに動画による記録を残そうと、家電量販店の店員のエンジェル(ブランドン・ペレア)にカメラ取付を依頼します。牧場の維持のためにも、貴重な動画がとれれば資金難を解決できると考えたのです。

ここでも監督らしいメッセージがあります。

それは、「映像」という歴史のなかで忘れられた存在の末裔である彼ら自身が、「映像」という形で世界になにかを残そうとしているからです。

NOPE ノープ ネタバレ 映画 徹底 考察 解説 評価 あらすじ 感想 Japan Sci-Fi SF ポスター
出典:NOPE ノープ : 作品情報 – 映画.com
(C)2022 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.

UAPとは?チンパンジーの「ゴーディ 家に帰る」は本当にあった話?

ビデオを取り付けてから、ある雲がまったく動かないことが判明。

ここで、エンジェルが「UAP(Unidentified Aerial Phenomena)」と「UFO(Unidentified Flying Object)」は違うという話をしますが、これは実際に2021年のアメリカ国家情報長官の報告書でUFOの代わりに使われ始めた話で、なかなかタイムリーなトピックが盛り込まれています。

実際に馬が吸い込まれてから、徐々に「なにかいる!」ということが分かっていきます。

この辺の「徐々に姿が明らかになってくる」感じはまさに『ジョーズ』や『ジュラシックパーク』のようでした。

特に暗い夜空の雲のなかを動き回るところとか、なにかがなかで動いていることだけは分かるのですが、それ以上はよく分からないので、非常にゾクゾクしますよね。

また、宇宙人の扮装をした子供たちがOJを驚かせるシーンや、カマキリが監視カメラに映るシーンなど、明らかにホラー映画らしい要素を途中で挟んでくるところも、視聴者を飽きさせない要素といえます。

冒頭から登場するチンパンジー・ゴーディのシーンもなかなかのホラーシーン。これは実際にあったような再現度ですが、実在はしません。ただし、シエラレオネで以前ブルーノという180cmあるチンパンジーが人間を襲って顔を食い違った事件がありましたので、それを参考にしているのかもしれません。ちなみにブルーノは2022年現在なお逃走中らしいです。

ゴーディに襲われたジュープ、なぜGジャンを見世物にしたのか

ジュピター・パークでは「星との遭遇体験」の記念すべき1回目を開催。
OJが夜に見ていたリハーサルはこのイベントの準備だったんですね。

そしていよいよUFOの姿が明らかになります。

このテーマパークを経営しているジュープは、かつて『ゴーディ 家に帰る』という撮影現場で、チンパンジーのゴーディが暴れて人間を襲った事件で出演していました。

彼は、その時ゴーディに襲われなかった人間として「自分には動物に好かれる素質がある」「見世物は面白い」と認識してしまい、謎の飛行物体Gジャンとも仲良くなれると過信していました。

そして、Gジャンに馬という餌を与えて飼いならせば、テーマパークの壮大な見世物になる(=金儲けができる)と考えたのです。しかし、何度も馬を与えられていくうちに、Gジャンはそこが自分の縄張りだと意識するようになり、ジュープのいうことを聞くどころか、観客たちを捕食してしまうことに。

しっかり生き物と対等に向き合えばよかったところを、「飼いならしてやる」という誤った方法で接してきたため、惨劇が生まれてしまいました。これは、OJが自分の命を懸けてでも馬を救おうとする、生き物との向き合い方とまったく異なるところも面白い点です。

ちなみに、ジュープと呼ばれていますが、これは愛称であり、本当はリッキーといいます。『ゴーディ 家に帰る』の役名のジュピターから愛称として呼ばれ、その名前で「ジュピター・パーク」と名付けられたのでしょう。

また、会場にいた女性メアリーは、誰だろうとおもっていたのですが、ジュープの撮影現場にいた子役の方です。チンパンジーにガンガン襲われていましたが、死んではいなかったようです。その代わり、顔に怪我を負っている様子が確認できます。

NOPE ノープ ネタバレ 映画 徹底 考察 解説 評価 あらすじ 感想 Japan Sci-Fi SF ジュープ
出典:NOPE ノープ : 作品情報 – 映画.com
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なぜ吸い込まれた人の悲鳴が…?Gジャンの習性を徹底解説!

ここで、ようやくGジャンの習性が分かってきます。

まず、エイの口に見えるあの穴は、口であり、捕食対象を吸い込むこともできます。

獲物は、動物・無機物問わず地上にいる生物の視線から読み取ります。

観客やジュープはそれぞれ上を見上げてしまったため、Jジャンと目があってしまってしまい、吸い込まれてしまったのです。

吸い込まれた跡は、体内の消化器官に閉じこまれ、徐々に消化されていきます。そのため、獲物の苦痛による悲鳴が、Gジャンから聞こえてくることがあるのです。

獲物を閉じ込めておくって、これまたスピルバーグの『宇宙戦争』のトライポッドのようですね。。鳴き声?みたいなあの「ブゥゥン」もなにか似ているような!?

悲鳴が聞こえてくるシーンは、ホラー映画のようで、非常にスリルがあるシーンです。

とくに、ヘイウッド家には血の雨が降り注ぐシーンとか、ただのホラー映画でしかないw

ラッキーを連れ戻してトレーラーで戻っていたOJも、電子機器が停止したことでGジャンが近くにいることを察して静かにしていますが、少し車のドアをあけて確認するシーンもなかなかの恐怖体験です。このシーンは、『未知との遭遇』で踏切近くで車を停止させられてしまったロイとよく似ていますね。

ここでGジャンが暴れていたのは、ジュープが餌を上げ続けて「縄張り」意識を植え付けてしまったためでしょう。

無機物が苦手!服や財布がないのは布製品だから消化できる?

また、無機物が苦手だということも判明しました。

それは、Gジャンが旗や金属片、コインを吐き出していたためです。

ラッキーを売られた腹いせにエムがジュピター・パークから盗んだ「馬の像」も、風にのって吸い込まれていましたが、消化できなかったので吐き出していたんですね。それがOJのトレーラーに落下してきたわけですが、突然刺さってくるので、これも心臓に悪いw

ジャケット画像にもなっている、旗が飛び出ているのは、馬の像から繋がっていた旗が揺らいでいるところだったんですね。

人間をまるまる呑み込んだらもっと無機物があるんじゃないの?とも思ってしまいますが、服や財布といったで出来ているものはもともと動物の皮だったりしますよね。なのでそういったものは消化できるということなのでしょう。鍵やコインは大体の人が身につけていますからね、必然と吐き出されるもののなかでは多くなるのでしょう。

また、獲物を逃さないためなのか、無機物が嫌いなためなのか、自分より真下にある電気製品や電磁波を停止させる力を持っています。これにより、家では停電が起きたり、車が停止したりします。結果的に、電力を使用するカメラで撮影できなくなるので、Gジャンの姿を撮ることもできません。

この「視線を合わせてはいけない」「カメラで撮れない」といった要素が、自然とホラー映画としての演出を盛り立てています。キャラクター視点でもちゃんと見れないのと、どこか新聞やニュースで堂々と報じられることもないので、自分たちの力で確認する以外に方法がないのです。

NOPE ノープ ネタバレ 映画 徹底 考察 解説 評価 あらすじ 感想 Japan Sci-Fi SF OJ
出典:NOPE ノープ : 作品情報 – 映画.com
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太陽を照明に…(笑) ホルストは捕食大好きカメラマン!

カメラマンのホルストの協力が入り、Gジャンの撮影を開始する計画を始めます。

なぜホルストが興味を持ったかというと、たびたび捕食映像を見ていたように、彼は捕食する生き物の映像を撮るためならなんでもするクレイジーだからです。

加えて、伝説のカメラマンとして手動の映像用カメラも使えるので、Gジャンの能力によって妨害されずに撮影ができます。

エンジェルが空気で立ち上がる人形“スカイダンサー”を入手してあちこちに設置、それを参考にOJが囮になっている間に、ホルストが撮影を行うことで、史上初の映像を入手しようという計画です。

NOPE ノープ ネタバレ 映画 徹底 考察 解説 評価 あらすじ 感想 Japan Sci-Fi SF 空
出典:NOPE ノープ : 作品情報 – 映画.com
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スカイダンサーは、電力を使って空気を発生させます。

つまり、スカイダンサーが機能している限り、Gジャンは真上にいないのであり、逆にスカイダンサーが止まったところから、Gジャンの位置を確認できるようにしているのです。緻密に組み立てられたこの計画、ワクワクしますよね!

しかし、ちょうどその計画を始動させた直後、同じく先に報道してやろうと考えていた記者がバイクに乗ってGジャンへ向かってしまいます。

OJは彼を助けようとしますが、ヘルメットの反射によりGジャンと目があってしまうことを予期して、彼を見過ごすことしかできません。

なんとか無事に映像を撮れたと思った頃、ホルストが「太陽という照明があるから、最高の映像を撮れる」と狂人めいたことを言いだし(笑)、勝手に撮影を始めます。当然、Gジャンの目にとまり、彼は吸い込まれてしまいますが、その勢いでエンジェルも吸い込まれてしまいます。幸い、有刺鉄線やブルーシートと巻きついていたため、無機物と誤認された吐き出されましたが、これほど可哀そうな巻き添えもないでしょうw

アドバルーンの破裂で爆散するGジャン…クラゲデザインが好きw

そして、いよいよ最終決戦。

OJが囮になった隙にエムがバイクでGジャンを誘導。ジュピターパークまで引き寄せると、カウボーイのアドバルーンを呑み込ませます。

人型バルーンの視線を感じたGジャンは捕食しますが、バルーンは破裂してしまい、Gジャンも爆散します。

おそらく吐き出された5セントコインを使って井戸の記念撮影装置でポラロイド写真を撮影し、Gジャンの全体像を撮影し成功!

硬貨、バルーンや井戸の装置は序盤でも出ていて、終盤にむけて回収されていく伏線がたくさんあって感激しましたね。

風船によってとどめをさされる、という意味では、ゴーディと似ており、これも意図されているような気がしました。(ゴーディへのプレゼントは「空に舞う風船」でした)

あと、あのクラゲ形態になったGジャンのデザインが結構好きです。
ただの円盤だと思ったら自在に変形するところでまず明らかに地球上のものではないことが分かりますし、緑色の四角の目のようなものがパッカリ何度も開くシーンとか、なんともいえない好奇心に駆られます。

ありきたりな宇宙人やモンスター像から脱却しているなと思い、これまた「新感覚」と思わせる要素でした。

NOPE ノープ ネタバレ 映画 徹底 考察 解説 評価 あらすじ 感想 Japan Sci-Fi SF 馬
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AKIRAのオマージュあり!ラストのOJは”ゴースト”だった?

ちなみにここでエムが見せるバイク・スライドブレーキのシーンは『AKIRA』のオマージュシーン。かっこよすぎますね!!

監督自身が『AKIRA』を最も好きな映画の一つとしており、好きすぎて実写版監督のオファーも断るレベルです。Gジャンが『エヴァンゲリオン』の使徒に似ている点からも、監督は日本のアニメをリスペクトしていることが感じられますね。
※ちなみにスピルバーグ監督も『AKIRA』を大絶賛しています

しばらく目を瞑るエムですが、目を開くと馬に乗ったOJが!!

ハッピーエンド~!!

と思いたいところですが、一部ではラストのOJは幻想ではないか、という説も。

というのもエムを助けるために明らかに囮になったシーンがあり、あれをどう生き延びたのだろう、という疑問があります。ガッツリ視線合わせていましたしね。

最初に消えた馬の名前が「ゴースト」でしたが、あのOJ自身が「ゴースト」という意味でメタメッセージになっていたのかもしれません。

冒頭のナホム書も関係!「見世物」の構造を問うテーマ

こうして本作は幕を閉じますが、一貫して描かれている点として「見る」「見られる」という対立構造があります。

・撮影現場のラッキー:見られる ⇒ 「見る」側の人間を威嚇
・撮影現場のゴーディ:見られる ⇒ 「見る」側の人間を攻撃
・空ひ潜むGジャン :見られる ⇒ 「見る」側の人間を捕食

さらに、この監督らしいもう一つの要素として

・名前のない黒人騎手、OJ・エムなどの黒人、ジュープというアジア系

が歴史上「差別されてきた」という意味で「見られる」側でしたが、今回世紀の大発見を彼らが「見る」立場に回った物語とも読み取れます。

映画冒頭で旧約聖書『ナホム書』の言葉が表示されたことからも、「見世物」というのは大きなテーマというように感じます。

私はあなたの上に汚物を投げつけ、あなたを軽蔑し、見世物にする

NOPE ノープ ネタバレ 映画 徹底 考察 解説 評価 あらすじ 感想 Japan Sci-Fi SF 西部
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人間は正しく接しているのか。「生き物へ軽視」も大きなテーマ

もう一つ、大きなテーマとして「生き物」という点があります。

今まで空の上の円盤と言えば「乗り物」という先入観やイメージがありましたが、この映画はそれを「生き物」という斬新なものに書き換えました。

この点だけでも『空のジョーズ』と言われるべき所以があると思うのですが、本作はそこを利用したただのパニック映画にとどまらず、「生き物への軽視」というメッセージも盛り込まれています。

NOPE ノープ ネタバレ 映画 徹底 考察 解説 評価 あらすじ 感想 Japan Sci-Fi SF UFO
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ゴーストやラッキーといった馬
対等に「調教」した者には対等に接するが、軽視してくる者には威嚇

撮影現場のゴーディ
 対等にコミュニケーションを図ったものには対等に接するが、そうでない者へは攻撃

空ひ潜むGジャン :
 餌だけで「調教」を試みた者や視線で威嚇してくる者は捕食するが、そうでない者は捕食しない

これらに共通して言えることは「正しく接しているかどうか」という点です。

『ジュラシックパーク』のように、人間が生態系ピラミッドの頂点にいると錯覚しているのではないかと警鐘を鳴らしているようにも感じます。

特にジュープという人間は、幼少期にチンパンジーという生き物の恐怖を知っているにも関わらず、それを「自分には才能がある」と逆の意味で捕えてしまい、再び生き物に襲われるという、なんとも自分勝手な解釈で死んでしまいました。

人間の「生き物への倫理観」を問うているように感じますよね。これに加えて前述の「映画史への疑問」「人種差別の問題提起」といった点も詰め込まれており、痛烈なSFホラー作品といえます。

続編はある?予告編であったのにカットされた”ノーバディ”とは?

さて、割と好評だったこの作品ですが、さっそく続編があるのではないか?と噂されています。というのも監督自身がそれらしい発言をしている為です。

監督は「全てを語ったわけではない」という言い回しをしているので、なにかこの作品の後日談やスピンオフ的なものを制作してしようとしているのではないでしょうか。なにもつながりがないように思わせて実はこの作品と精神的つながりがある作品だった、とか、そんなパターンかもしれません。

監督がまだ明かしていない「謎」は、主に二つあります。

①本編カットされた、最終予告の2:19あたりに一瞬だけ映る人物シーン

マイケル・ブッシュが演じるこの人物は、本編では登場しません。

なぜカットされたのかは不明なのですが、それが話題を呼び、「ノーバディ (Nobody)」という名前だけつけられています。

都市部らしいところで人の流れと逆の方向に歩いているところから、Gジャンが都市部にせまってきたシーンなのではないでしょうか。ノーバディはホルストのようにGジャンが気になって空を見上げているように感じられます。

つまり、続編では都市部にGジャン(の仲間?親?)がやってくることを示唆しているのではないでしょうか。

直立している靴の意味は?ゴーディは宇宙からやってきた…!?

②ゴーディの撮影現場で立っている血のついた靴

ジュープがゴーディに襲われなかった大きな理由は、なぜか地面から直立で立っていた靴のおかげでした。ジュープはこれをずっと見ていたため、チンパンジーと目が合わずに済んだのです。

パニック状態において、脳がバグを起こして「靴が立っている」ように思わせてしまったのかもしれません。もしくはただ「奇跡」が起きただけかもしれません。真相は分かりませんが、なにかしかの超常現象が起きたのではないかと思われます。

ちなみに、「ゴーディ 家に帰る」というタイトルも気になります。「家に帰る」というのはあの一家のことを指しているのかもしれませんが、もしかするとGジャンと同じ故郷、つまり宇宙のことを指しているのかもしれません。

なぜ宇宙かというと、色々とそれらしい伏線があるからです。

・ゴーディとジュピターが星を見るシーンがある
・ゴーディが宇宙から来た生き物ならば、靴が立っていたのはなんらかの重力操作を起こしていたと説明がつく
・ジュープ(ジュピター)は「木星」という意味で、宇宙と関係がある
・撮影現場にいた一家の母は宇宙飛行士らしい発言をしている

さらにやや飛躍すると、地球上の生き物は宇宙のどこからかやってきた、ということも考えられます。

・Gジャンは「宇宙から来た生き物」ですが「視線を合わせると捕食する」

なぜ宇宙から来た生き物が、地球上の生き物と似た共通点を持っているのでしょうか?

それは、地球上の生き物もGジャンと同じように宇宙からやってきたのではないか、という逆説の布石にも感じられますよね。

この辺が続編では描かれるのではないか、とささやかに期待しております笑

続きが気になるな~!!

それではまた!

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