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【NEXT-ネクスト-】終わり方への評価とは?ネタバレ考察・解説!

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2分先が見えるSFアクション映画『NEXT -ネクスト-』ネタバレ感想徹底考察・解説!
疑問や矛盾点多数!?
賛否両論の終わり方を解説。著名な原作ニコラスケイジ主演の本作の評価とは。そしてエンドロールが秀逸!続編はある?徹底考察します!

いざ、SFの世界へ…!

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Japan Sci-Fi ソル Ryo

NEXT -ネクスト- のネタバレ感想・考察・徹底解説 (Ryo)

本日は、2007年公開のアメリカのSFアクションスリラー映画『NEXT -ネクスト-』のネタバレ徹底解説です。

「2分先の未来が見える男」という言葉で「あ、あれか」って思い出す方も多いかと思いますし、この映画のあらすじは以上というくらい。もう少し言うと、「SFアクション!」要素よりもヒューマンドラマや恋愛要素が少し強めかもしれませんね。

13項目徹底解説します!

 

ニコラス・ケイジが主演&プロデューサーのSF!

監督は『007/ダイ・アナザー・デイ』のリー・タマホリ。

出演は『ゴーストライダー』シリーズや『ザ・ロック』『ノウイング』など数々の映画で注目を浴びてきた個性派俳優ニコラス・ケイジです。彼はよく「何でも出演するハリウッド俳優」みたいな呼ばれ方をしますよね。確かに中にはハズレ映画と呼ばれるものもありそうです。

ニコラス・ケイジといえば、昨年2021年に日本人の奥さんと結婚したことでも有名になりましたよね。そもそも名前がケイジ君って日本人らしいわって思いますが笑

子供の頃「ニコラス刑事」だと思っていたのは内緒です。

今回、ニコラス・ケイジは主役とプロデューサーを兼任。その視点でみると、ちょっと主人公にいろいろ盛り込んだのかな~なんて思ってしまいますが、まぁ、彼の実力ゆえの兼任ですからここはお手並み拝見、ということで、見てみましょう。

他にも、『めぐりあう時間たち』のジュリアン・ムーア、『ステルス』のジェシカ・ビール、そして、『刑事コロンボ』(こっちは本当のケイジです)のイメージが強烈にあるピーター・フォークも主人公の同居人という設定で登場しています。
御年80歳くらいのはずですが、さすが俳優さん、まだまだ良い味を出していましたね。

原作『ゴールデン・マン』とは全然違う!?

さて、原作はSF作家フィリップ・K・ディックのSF小説『ゴールデン・マン』(原題:The Golden Man)。フィリップ・K・ディックといえば、ブレードランナー』『マイノリティ・リポート』『トータルリコールなどと映画化作品も多く、SF好きであれば一度は聞いたことある名前でしょう。

これらの作品からも分かるように、フィリップ・K・ディックは、「人類と機械の違い」「虚構と現実の違い」といった観点のSFが得意と言えます。どこか哲学的なメッセージを感じる作品が多いので、映画批評家などからも好意的なのでしょう。

とはいえ、『ブレードランナー』同様、原作から大幅に改変されている作品でもあります。そもそも共通点を探す方が早いくらいで、それは「予知能力がある」「クリス・ジョンソンが主人公」という点くらい。原作では核戦争の後の世界なので、これから起こるかもしれない核爆発を回避するぞ!という本作とは全然設定が異なります。

そして、主人公は名前こそ同じものの、外見がまったく別人w

タイトルにもあるように全身が金色に輝く「ゴールデン・マン」なのです。そもそもミュータントSFとして有名になった小説なので、テーマがまったく違うとも言えます。娯楽映画としての本作では、どうしてクリス・ジョンソンが2分先が見えるのか等の説明はまったくありません。

 

最初は能力を隠す陰キャに見えたが…

映画自体は結構シンプルでありながらも「2分先までしかみえない」という設定が絶妙で面白いです。段々と主人公にスイッチが入っていきますが、オチがなかなか衝撃的で好きです。

ただし、よくよく考えてみると矛盾点が多いので、酷評も多く、また原作ファンからしたら全く別物なので怒り心頭というわけです。

例えば、前半。

クリスはラスベガスのカジノでマジシャン(キャデラックという名前)をして暮らしています。2分先が見える超能力を駆使して、お客さんを驚かしているんですね。自分の能力を知っておきながらひっそり暮らしている設定は良いですよね。

この手のアニメや映画でありがちな「覚醒」「正義のヒーローに変化」みたいな流れはなく、最初からその能力を持っておきながら隠している。ほぅ、ちょっと主流からそれている感じがして良いではないですか。

と思っていたら、早速冒頭から「正義のヒーロー感」が出てきます。

換金所で男が銃殺する未来を予知したクリスは、突如彼を差し押さえた上に、まるで楽しみながら軽快に警察官たちの追手を交わしていきます。

この様子を見るにどう考えても「前からこういうのやってました」感がします笑

全然ひっそり暮らしている感じではないですよね。

これは、ニコラス君がプロデューサーだから、なのか、それとも…。

Next (2/9) Movie CLIP – Beating the House (2007) HD

矛盾点ある!?未来予知は自由意志?突発的?

この時点で

・2分先の未来を見ることができる
・2分先の未来を変えることができる
・2分先の未来は、意思によるものでもあり、突発的なものでもある

という3点が分かります。

単に「未来が見える!」「しかし変えることはできない!」というタイプではなく、変えようと思えば自由意志で未来を変えることができる、というタイプです。

3点目については、カジノポーカーなどでは「意思」によって先読みしているのに対し、銃発などの「突発的」な未来も予知できているためこう定義します。

 

NEXT -ネクスト- ネタバレ 映画 徹底 考察 解説 評価 あらすじ 感想 Japan Sci-Fi SF ポスター
出典:NEXT ネクスト : 作品情報 – 映画.com
(C)2007 REVOLUTION STUDIOS DISTRIBUTION COMPANY, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

FBI、超能力で核兵器捜索って正しいやり方なのか?

このカジノ騒動で、核兵器とテロリストを捜索していたFBI捜査官カリー・フェリス(ジュリアン・ムーア)はクリスに目を付けます。彼の未来予知を利用して、核兵器とテロリストを探そうというのです。

最初は相棒の黒人が「本当にそんな人がいるとでも?」といったかんじで止めにかかっていて、オカルトじみた作戦で核兵器捜索はおかしいとツッコミます。まったくもってその通りでしょう笑 ただし、カリー・フェリスは、絶対に彼の能力を使うんだ!と宣言し、彼に接近を始めます。ま、2分先を既に読まれている敵と接触できるという自信がどこから湧いてくるのか分かりませんが、彼らもよほど追い込まれていたのでしょう。最終手段を使うぞ!くらいの根気で、部下たちも説得されてしまいます。笑

なんとか逃亡できたクリスは、「遠い先の未来」で現われる女性リズ(ジェシカ・ビール)とダイナーで遂に出会います。

ここのシーンがなかなかコミカルで面白いですよね。

どのパターンなら成功するんだ!?と言わんばかりに、

あの手この手でリズに近づき、口説きます。

ナンパ成功率100%になるので、なんとも羨ましい能力でしょう笑

ここはまるで『オールユーニードイズキル』みたいにも感じましたねw

何度も何度も試して覚えていく、未来を暗記する、みたいな流れです。

2分の間周りは止まっている?クリスはヤバい!?

しかし、ここで2つ疑問が。

あの2分の間、果たして周りは止まっているのか、動いているのか問題です。

周りが動いていたら、あんなにいろんなこと試しているうちに、リズが元カレに殴られてしまいます。何度ループしても、同じ地点と時点から始まるということは、おそらく2分の間は周りは止まっている、と考えるのが筋でしょう。

・予知で見る2分間は、すべて周りのものが静止している

もう一つの疑問は、クリスの身体能力が高すぎる問題w

2分先が予知できるとして、あんなにも交わせるわけがありません。

なぜなら「見える」ことと「その瞬間の動体視力が高くなる」ことは別個の問題だからです。見えているだけで交わせるのはどう考えてもおかしいです。身体能力が高すぎるとしか言えません笑 

・クリス・ジョンソンは、異常な身体能力を持つ

ちなみに、中盤ではスナイパーの弾丸を交わし、終盤ではもっととんでもない身体能力をみせていますwwwマトリックスじゃないんだからw
※スナイパー売ったテロリストはMr.スミスという名前らしいです。あれ、ミスターアンダーソン…

 

分かってて接触…それはダメなのか!?

さて、リズとクリスは互いに惹かれ合っていきます。ここもプロデューサー権限なのか、クリスがかなりのイケメンキャラ。ニコラス・ケイジってかなり特徴的な顔つきで色々な演技ができる方なので結構好きなのですが、正直めちゃくちゃイケメン!という方ではないですよねw 結構ハゲてしまっていますし、この役では髪ももじゃもじゃですし、決してブラッドピットやトムクルーズのような存在感はありません笑

という外野からのツッコミは置いておいて、彼の特殊能力が分かったリズはイケメンクリスと衝突してしまいます。「先が見えていて、私に接触したの?」と言い放ってクリスを恐怖の目で見つめます。確かに、リズからしたら全部仕組まれていたのかよ、という感じで怖くなりますよね。クリス自身も「それは嘘だよ」とははっきり言えない表情で、ここはなかなか好きなドラマチックなシーンです。

ここでクリスが自分の未来予知を見せるために、テレビのチャンネルをザッピングするシーンがあるのですが、ここでも一つ疑問。

2分間の間でも、未来は変わっている問題について解説

2分先の未来が見える、と言っていますが、その2分の間でも未来は変わっているはずなんです。分かりづらいので、あのテレビでチャンネルをしきりに変えるシーンを例にします。

例えば、未来予知をした瞬間では、

1チャンネル⇒「おれは田中ですが、住所は東京です」
2チャンネル⇒「わたしは鈴木ですが、住所は」
3チャンネル⇒「あいつは髙橋ですが、住所は」

だったとします。

しかし、この未来を予知した上で、自分の意思で未来も変えられます。

つまり、未来を変えてタイミングをずらしてザッピングすれば、

1チャンネル⇒「住所は東京です」
2チャンネル⇒「住所は大阪です」
3チャンネル⇒「住所は福岡です」

となります。

しかし、こうなると「住所は大阪です」以降は分からないはずです。

なぜなら、自分が予知した未来では「住所は」で切れており、その先を知る術がありません。

自分の意思で変えた未来の時点で、そこの時点から新たな2分先を見返す必要があるんです。

つまり、未来予知した未来であっても、自分の意思で2分間を変えた場合は、また新たな未来になっているのでそれ以降は「未来予知」をもう一度行う必要が出てきます。

ところが、映画では、自分の意思で未来を変えても、その後もまるで全て分かっていたかのように行動しています。これで少し「あれ?」となってしまいます。これでは「どんな未来でも俺は分かる」と言っているようなものです。無理やりこじつけるならば、一番最初に定義したように「未来予知している瞬間は周りは止まっている」ので、それを利用して止まった時の中で無限に未来予知をしている、ということになります。頭痛くなってきたぞ。

 

スゴイのは未来予知より身体能力!?w

さて、そんな謎の特殊超能力を駆使して、山肌を転がり落ちてくる巨大な樹木の位置さえ完璧に交わし、なんとかFBIとテロリストの包囲網から脱出するクリス。

しかし、リズはテロリストに捕まってしまう。そこでようやく本腰を入れたクリスは、FBIに協力し始めます。クリスの未来予知では、リズが爆殺されるのが見えたからですね。なぜリズに関しては2分先が見えたのか。この理由は分からないですが、この設定は最後のオチに生きてきます。

捕獲されたリズを助けるべく、クリスは無敵の案内人としてFBIチームをガイド。いくら未来が見えたって、そんな弾丸の軌道は分からんだろ!とツッコむ暇もなく、クリスは私服ですらすらと道を通過。もう完全にチートモード炸裂ですね。分身モードも最強です。

NEXT -ネクスト- ネタバレ 映画 徹底 考察 解説 評価 あらすじ 感想 Japan Sci-Fi SF ニコラスケイジ
出典:NEXT ネクスト : 作品情報 – 映画.com
(C)2007 REVOLUTION STUDIOS DISTRIBUTION COMPANY, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

テロリストのボスを捕まえて、核爆弾の場所も分かったぞ..

というところで、クリスが口を開きます。

「間違えた」

そしてその瞬間、核爆弾が起動し、ロサンゼルスが爆風の中吹っ飛んでいく…

なんてバッドエンドなんだ!!!!

終わり方に疑問!なぜ2分以上先の未来が見えたのか

と思ったのもつかの間、突如目が覚めると、そこはリズと一緒に寝たモーテル。

そう、リズの未来だけなぜか先まで見えることができるということに気付いていた彼は、モーテルで寝ている間にリズの未来をずっと先まで見ていたのです。どこまで、かというと、自分が死ぬまで、つまり核爆弾が作動するまでの未来です。

しかし、この終わり方には多くの方から疑問の声が上がっています。

それは、

・なぜリズの未来だけ2分以上見えるのか
・なぜリズの未来なのに、リズと関係ない未来まで見えるのか

といった2点に集約されます。

1点目は、もうこれは映画の設定としかいえません。

一応、冒頭からリズと出会う未来がクリスに見えているシーンはありますし、ずっと運命の人と思っていたというのも、なにか特別な存在だからなのでしょう。個人的には、ここにさらに納得のいく論理があればさらに衝撃と感動があったのですが。

 

リズと関係ない未来も見えているのはなぜなのか?

しかし、2点目はちょっとご都合主義すぎます。

なぜなら、リズと一切かかわりがないパートまで見えているからです。例えばリズが捕獲されていて目の前真っ暗のはずの時も、ずっとクリス目線で未来が見えていますし、テロリスト同士の会話まで見えています笑。いや、それだったらリズと出会う前からできてるやん、って感じですよね。

あれで、モーテル以降の映画がすべてリズ目線だったらかなり衝撃ものですよ。それこそシックスセンスとかクリストファー・ノーラン作品を思わせるような鮮やかな伏線回収だと思いますよ。

そこがあればなぁ、もう少しこの映画ヒットしていたと思うんですよね!!

こういう映画が好きな人には、一定層こういった世界観の論理を欲しがる人がいると思います。仮に分からなくたってそこそこ楽しめるんですから、あとから見返したら「確かにリズ目線じゃん!」ってくらいのインパクトがあったらよかったのになぁって思うんですよね。

「なぜクリスだけ未来予知できるのか?」ってポイントは映画の設定として割り切れるんですが、独自にイレギュラーとして持ち込んできた設定は独自に回収してほしいですよね。

未来予知で核爆弾爆発を把握した上で未来予知すればよい

ちなみに、「核爆弾爆発する未来まで見えるなら、それを未来予知した後で未来予知した方がいいじゃん」っていうツッコミも可能。どうせ周りも止まっているので、未来予知の無限ループすれば、もっと効率的な未来を現実世界でつくることもできるかもしれません。

というより、本来そうすべきなのですが。

とはいえ、なかなか好きなエンドでもあります。

夢落ち、ともいえますが、個人的にはそうは思いません。

どちらかといえば「予知落ち」でしょうか。

しかも、最後に別れを告げるときの2人の表情もいいですよね。

クリスは、リズを殺したくないのと核爆弾作動を回避するために、リズと別れを告げます。

リズは、なぜクリスが突然冷たくなったか分からないけれど、突然現れた運命の人は突然消えるものなのかな、といったような大人の表情で見送ります。

ということで、一応最後は個人的に満足でした。

ま、ツッコミどころは多いかもしれませんが、ノーラン作品みたいな世界観はかなり緻密すぎて難解なので、このくらいの方が適度に楽しめますよね。2分と言うアイデアもなかなか面白かったです。

 

エンドロールがっ!!NEXTの続編はある!?

そして、、エンドロールが逆!!

これはタイムループというか、まさに未来予知みたいなことを意味しているのでしょうか。

エンドロールで逆に流れる(下から上に流れる)ってなかなかシュールです。
最後に面白い仕掛けをしてくれたものです。

あと、検索すると「続編」ってキーワード出てくるので、続編の話でもあったかと思ったのですが、調べてみてもそれらしい企画はなかったようです。NEXTのNEXTはなかったか…(

それではまた!!

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