本日は、大人気コミックの映画化作品「宇宙兄弟」について。たった2時間に凝縮した本作品、幅広い層から人気ですよね。本日は、そんな映画の方を考察していきます!!
SFや映画好きな方、ぜひこの映画の感想も聞かせてください!
いざ、SFの世界へ…!!
宇宙兄弟のネタバレ感想・考察・徹底解説 (Ryo)
宇宙兄弟のあらすじ
こんばんは、Ryoです:)
本日は、2012年公開の大人気連載コミック『宇宙兄弟』の実写化映画について考察します!
ボクは読んだことがないので、映画のみの考察となりますが、非常に長い漫画ゆえに2時間という映画に凝縮するのは非常に難しかっただろうと思います。そこの苦労が分からずに記載していることご容赦を♫
原作者の小山宙哉さんによって青年マンガ雑誌の『モーニング』で連載が続いています。宇宙を舞台にした連載コミックってあまりないと思うので、かなり支持層が厚いのではないでしょうか。友人がほんと面白いから読んだ方がいいと言われているのですが、先に映画を観てしまった系男子です。最新刊38巻は今年の8/20に発売されているようなので、気になる方はチェックですね(^^♪
あらすじは、非常にシンプルです。舞台は2025年。南波六太(小栗旬)とその弟の日々人(岡田将生)は、子供のころに星空で観たエイリアン(?)のことが忘れられず、宇宙に行くことを夢見ますが、NASAにまで行けたのは弟の日々人だけで、兄の六太は自動車会社で普通の会社員です。ある日、日本人初の月面着陸を行うことになった日々人から六太に電話があり、子供の頃に約束した「一緒に宇宙に行く」ことを実現したいと語ります。物語は、もう一度夢を思い出して宇宙飛行士になる六太と、月面着陸という偉業を成し遂げる日々人のストーリーを描くことから大きく動いていきます。
さて、本日も3点に絞って考察!
①宇宙の話をしよう
②映画化ゆえの・・・弊害か!?
③夢を諦めなければ宇宙にだって行ける!
ネタバレ要注意です(^^♪
宇宙の話をしよう
大きく分けて、この作品は日々人の月面着陸と六太の宇宙飛行士選抜試験の二つなのですが、前者の方はあまり大きなストリー性は描かれておらず、どちらかというと一度夢を諦めた六太が再び宇宙飛行士を目指すというストーリーがの方がメインで描かれています。
選抜試験は面白いですよね。これはJAXA・NAXAも製作協力しているのでリアリティがあるのですが、身体的・精神的な面でいろいろと試験されます。700人いた受験者で最終選抜まで残ったのはたった6人で、彼らには国際宇宙ステーション(ISS)を模倣した施設の中で課題を与えられていきます。
ボクが一番面白いと思ったのは、この課題をチーム戦でクリアしていくシーンです。クリアしていく過程で、敵チームの作品を秘密に壊すなどのメッセージを受け取るメンバーもおり、その人物はその「犯人探し」で知らないふりして、それ以外の人たちは起きてしまった事に対してどう反応するか等を試験官たちは常にカメラ越しに観ています。
いやぁぁ~~~この試験、えげつなすぎる・・・(>_<)
ここらへん、なんだかクローズサークルもののミステリー作品に通じるものがあります。
例えば、映画『インシテミル』でもこのようなゾクゾクするシーンが連発しており、閉鎖状況での人間心理というのは、宇宙という広大な閉鎖空間でも同じなのか、ということがよくわかります。確かに常にずっと人間と一緒にいる宇宙船の中では、技術的トラブルよりも人間トラブルが根源的な業務障害になりうる可能性が高いともいえます。そういった意味で、本当にこうやって選抜試験をしているんだなと納得ができました。宇宙飛行士って優秀なだけでじゃなれないんですね。
また、この試験の終盤で、六太が「宇宙の話をしよう」と切り出すシーン(名言!)があります。
それぞれ自分の試験合格に夢中になりすぎた結果、お互いどうして宇宙が好きなのか・宇宙飛行士になりたいのかを語り合っていなかったのです。全員に共通する「宇宙の話」をしたとたん、何日間も一緒にいたのに観たこともなかったような会話や笑顔が生まれます。
この辺は心動く好きなシーンですね!
まさに、人間関係を学べる場面だと思っていて、人は窮屈な状況では最大の力を発揮できないといえます。職場や家庭、恋人や友人関係でもそうではないでしょうか?
映画化ゆえの・・・弊害か!?
ただ、個人的には、全体を通して少し単調だなぁと思うストーリー性でした。
原作ではもう少し詳細に描かれているようですが、そもそも日々人と六太の関係性があまりよくわからないのです。二人とも宇宙に行きたかったのなら、二人で宇宙に行く勉強を大人になってからすれば良いのに、六太は自動車の会社で働いています。能力の差があったにせよ、日々人からずっと「一緒に宇宙にいこう!」などの会話があっても良いと思いますが、特になかったようです。同じ兄弟でここまで差が出てしまった背景がもう少しあると話に没入しやすいですよね。
作中でも、六太は「お前とおれでは人としてもなにもかも違うんだよ~」と言っていますが、いったいなにがそこまで違うものにしてしまったのか・・・そして日々人も六太と一緒に行きたいならもう少し前からなにか手を打ってもよかったのかと・・・(;^ω^)
兄が弟に「そういえば夢あったけど覚えている?」くらいの気持ちだったものが、月面着陸を目の前にして突然六太を最終選抜試験合格まで駆り立て、そして日々人も月面では常に六太のことを想っているのは、少し急すぎるブラザー関係で気になってしまいます。
日々人は、同じくずっと訓練や勉強を共にしてきたNASAの仲間のことを想うのが筋であり、月面で孤独になった際につい最近連絡を取り始めた弟のことばかり考えているのは、少し筋違いだと思います。そもそも、歴史上初の日本人月面着陸した宇宙飛行士として地球に帰るんだ!!とか、NASAのプロジェクトを遂行して仲間と会いたい!!というような仕事を通した人間性もまったく見られず、日々人の宇宙飛行士としてのプロ意識が欠けているのも残念です。
一言でいうと「ただの良い人」感が否めないんですね。
撮影舞台や製作協力にはNASAやJAXAがあること、特別出演として日本人宇宙飛行士の野口聡一さんと、伝説的な宇宙飛行士であるバズ・オルドリンさんが本人役としていることなど、細部まで拘っているだけに、少し脚本的なところで残念だなぁと思ってしまいました。
ただし、原作では月面着陸と選抜試験が同時並行で進むわけではないので聞いたので、おそらく映画化ゆえの単調さ・ベタな展開が露呈しているのかなと思います。
夢を諦めなければ宇宙にだって行ける!
とはいうものの、一般向けにかなり受けの良い映画だと思います。
兄弟愛に気づいたり、諦めていた夢をもう一度目指そうと思えたり、人間関係を見つめなおしてみようと思ったり、幅広い層に気づきを与えることのできる映画なのだと思います。また、原作ファンからしても(賛否わかれるが)、実写化したのは嬉しいと思います。
子供の頃の兄弟が時々回想シーンで現れ、大人の二人の記憶に蘇るシーンも結構好きです。
どこの家庭にもありそうな光景。それを実際に夢として追いかけるというサクセスストーリーは、非常にシンプルでそして爽快感がありますよね。
よく、「宇宙に行く!」なんてことを、かなえられない夢の代名詞みたいに使いますが、諦めない心があればここまで行けるんだと教えてくれます。原作の漫画ではかなりの名言があるようなので、ここで人生観を学べること間違いなしです。
ということで、ぜひみなさまも忘れていた夢を思い出すのはいかがでしょうか。
原作の漫画もこれを機会に観てみたいですね。
今日はここで失礼します!
ぜひ皆さんの感想も聞かせてくださいね(≧▽≦)
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