『ランペイジ 巨獣大乱闘』での最強怪獣はどいつか解説!かわいいアルビノのゴリラ、ゴジラモチーフのアンギラス風ワニのリジ―、ジャンプと尻尾の棘がすごいラルフ。
原作はあのゲーム会社の?「続編」がある?ネタバレ徹底考察します!…ロック様と監督は最強タッグ?いざ、SFの世界へ…!
ランペイジ 巨獣大乱闘 のネタバレ感想・考察・徹底解説 (Ryo)
さて、本日は2018年公開のSF怪獣パニック映画『ランペイジ 巨獣大乱闘』について徹底解説!
巨大ゴリラ、オオカミ、ワニ!どいつが最強か徹底検証!
勝者はまさかの。。。
その後はどうなった?続編はあるのか?ロック様と監督はナイスタッグ?
原作はゲームだった!しかも、映画の中にはオマージュが隠されていた!?
最近、キングコングだったり、ゴジラVSコングだったり、人気なゴリラ映画!
そのひとつである『ランペイジ』は、”かわいい”ゴリラが登場するというところでも有名!
12項目でネタバレ徹底考察していきます!!
モンスターバースに力を入れるワーナーブラザーズ!
本作は2018年にアメリカで公開されたパニックアクション映画です。
配給会社であるワーナーブラザーズ、実はこれより前からモンスター・怪獣系に力を入れています。
ギャレス・エドワーズ監督により、
2010年に『モンスターズ/地球外生命体』
2014年に『GODZILLA ゴジラ』(ギャレゴジ)が公開。
2017年には、今作に登場するゴリラと似つかわしいゴリラ君が登場する『キングコング:髑髏島の巨神』が公開され、モンスターバースというユニバース構想が形になっていきます。
2019年にマイケル・ドハティ監督により『GODZILLA:King of the Monsters』(ドハゴジ)が公開され、キングギドラやラドン、モスラといったお馴染みのゴジラ怪獣たちが出てきて人気を博しました。
そして、今年、2021年にアダム・ウィンガード監督により『GODZILLA VS KONG』が公開され、一連のシリーズは区切りがついたとされています。
そのほか、2013年に『パシフィック・リム』と2018年にその続編『パシフィック・リム アップライジング』が公開され、こちらにも“KAIJU”が出現しますが、モンスターバースとの関連性は無いと公表されています。
そんな中、2018年に公開されたこちらの映画『ランペイジ 巨獣大乱闘』も、怪獣や巨大ゴリラが登場することから、なにか関連があるのかな?と思いましたが、特に関係ないようですよ!
というのも、これには、少しオトナの事情と言うわけがありそうです。
こちらの記事にわかりやすく書いてあるので参考にさせていただきました。
参考:『ランペイジ 巨獣大乱闘』は『ゴジラVSコング』の布石か?「人類代表」ドウェイン・ジョンソンが巨獣バトルに殴り込み!
レジェンダリー・ピクチャーズという名の巨獣
まず、コングと怪獣が対決するという構造を考えるに、
これは「ゴジラVSコング」の予行演習ではないかとのこと。
なるほど!確かに、頷けますw
ゴリラが巨大化して街を襲っていくなんて、キングコングを想起させない方が難しいですよね。アルビノという色素欠乏症のため、全身真っ白のため、そこは真っ黒なコングとは違いますが、姿形がそっくりであるのと、人間とどこか通っている部分があるのも、似ています。
また、巨獣の一体でもあるリジ―(巨大ワニ)は、どこかゴジラとも似ています。
というより、主演(製作総指揮も兼ねている)ドウェイン・ジョンソンはこう述べています。
出典:『ランペイジ 巨獣大乱闘』ホワイトゴリラのジョージ、初登場シーンが独占到着!ロック様、動物や怪獣との共演秘話語る
ゴジラファンからしたら「ワニと一緒にすんな!」と、
またエメゴジの時の悲劇が起きそうですが、今回は名前は「リジ―」なのでご安心を♪笑
※エメゴジのデザイン元がワニだったと言われていますし、ゴジラを知らない欧米人からしたらゴジラはワニと似ているのかもしれません。
※実は原作では「リジ―」いうトカゲがいます。。ん!?
一方で、ゴジラファンからは「アンギラスにも似ている」「ハリウッド版アンギラス」というコメントが多いですが、「ビオランテ」や「ジーダス」等、ゴジラやガメラシリーズの怪獣に似ているという意見も(みんなマニアックすぎるw)
ここらへんからも、ゴジラやモンスターバースと少し寄せている匂いがしますよね。
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では、一体どうして単体でこの映画を創ったのだろう?
それは、ワーナーとレジェンダリー・ピクチャーズが少し「関係が悪かった」というのが原因ではないかとのこと。
『GODZILLA ゴジラ』『キングコング:髑髏島の巨神』『パシフィック・リム』などを手掛けたレジェンダリー・ピクチャーズは、ワーナーと映画製作における意見の相違があり、2013年には事業提携を解消しているのです。
ただ、東宝と一緒にモンスターバースは続ける約束はあるので、
『ゴジラVSコング』までは一緒になんとか創っているよう。
ただし、その関係悪化もあり、ゴジラ続編は延期を繰り返す。。。
そんなこんなでワーナーからすると、映画ファンから
「なんだよ、ワーナー。レジェンダリーから突き放された途端、ろくな怪獣映画つくれないやん」
と思われるのが嫌なわけですね。
それで、本作のようにワーナー独自で怪獣映画を創ったのではないか、というわけです。
真相は定かではありませんし、あくまで憶測の域を出ませんが、あり得そうだなという印象ですよね。
ゴリマッチョ!!ロック様降臨!
そんな経緯で創られたこちらの映画、主演はドウェイン・ジョンソン。
元プロレスラーで有名で日本では「ロック様」の愛称でひろく親しまれています。
アメリカではこういうスポーツ業界、特に筋肉や運動神経が高く求められる分野から俳優へ転向するパターンはよくあるようです。
合気道などの武道家から沈黙シリーズになったスティーブン・セガール。
ボディビルダーからターミネーターになったアーノルド・シュワルツェネッガー。
水泳飛び込み選手からトランスポーターになったジェイソン・ステイサム。
※シルベスター・スタローンも、元々ボクサーかなにかと思いましたが、彼はボクシングジムに通っていた程度だそう…それであの筋肉ってすごいなw
(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
ゴリラマッチョというのか、アメリカではこういうでっかい体の俳優さん結構人気ですよね。
ガッシリしてて、無駄な言葉は喋らないぞ!みたいなw
日本人ではあまり受けないタイプかなぁ~と思っていましたが、
ネット拝見したら芸能人とか結構好きな人多いみたいですね!
元々プロレスラーですから、あまり言うのもなんですが、個人的には、もうちょっと表情豊かであったりした方が見ごたえあるなぁとも思いますね。
ずっと真剣な表情(格好いい感じ!?)をしているので、あまり変化が見られないのがちょっと残念。
彼の出演作としては、『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』、『スコーピオン・キング』、『ワイルド・スピード』シリーズ、『ジュマンジ』シリーズ、『カリフォルニア・ダウン』などで有名でしょう
結構ある!!w
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元々はゲーム。だからこそ「物語」を加えた
監督は、カナダのブラッド・ペイトン。
ドウェイン・ジョンソンと手を組むのは、『センター・オブ・ジ・アース2』、『カリフォルニア・ダウン』に続いて3回目のようです。今作は、ドウェインは製作総指揮にも入っているので、二人で創り上げているという感じもあるかもしれません。
実際、映画のラストで白ゴリラことジョージが死んだように装って、実は生きていたというシーンがありますが、ドウェイン・ジョンソンが
My problem is I have a relationship with an audience around the world.
For years I’ve built a trust with them that they’re gonna come to my movies and feel good.
出典:Dwayne Johnson: The Pain and the Passion That Fuel the Rock
とのこと。
要は、「良い気分になってもらいたい!」というのが彼の信念のようで、
なんと実際、その発言でラストが変更!!!
反映されたわけですね。
短編映画も得意とする方のようで、長編映画は2021年現在で6本。
その内3本がドウェイン出演作とは!笑
かなり相性が良いんでしょうね!w
脚本家には、テレビシリーズ『LOST』のプロデューサーの1人でもあるカールトン・キューズが入っているよう。同じ人気ドラマ『ウォーキング・デッド』の二ーガン役として出演しているジェフリー・ディーン・モーガンも、主役の一人として登場。
また、こちらの映画、実は原作は「ゲーム」なんです!笑
なぬ!?という感じですよねw
(あれ、皆さん知ってました!?)
ミッドウェイゲームズという今はなきゲーム会社ですが、『スペースインベーダー』や『パックマン』でも知られる有名どころでしたが、ワーナーグループに買収されていたんですね!
※ちょうどこのゲームの映画化が企画されたのも、このころです!
Rampage Total Destruction – PlayStation 2 by Midway [並行輸入品]
原作の「RAMPAGE」というアーケードゲームでは、人間が巨大なゴリラやワニ、オオカミに怪獣化し、とことん街を破壊していくもの。
ペイトン監督は、
[u_quote] 原作ゲームは)物語性がとても少ない。その事実が、僕たち自身の映画を作り、僕たち自身の巨獣を創作し、僕たち自身のテーマを掘り下げていくことを可能にしてくれた [/su_quote]とのこと。
ゲームのオマージュもいくつか盛り込まれているようです。
☑とにかくビルを破壊しまくる、ビルの上に登って破壊する
☑ ヘリや戦闘機がやってきて怪獣と戦うが、撃墜されまくるw
☑ クレアとブレットのオフィスには「RAMPAGE」のアーケードゲームの箱がある!
☑ ゲームにも「赤いドレスの女性が巨大化したゴリラに食べられる」シーンがある!
いろいろ気をつけてみたら、もっとあるのかも!?
Classic Arcade Game Rampage World Tour on PS3 in HD 1080p
こちらに、20分ものゲーム動画がありますw
外国人から、子供の頃はまったようなコメントが多いことを見ると、ゲームが映画化されたって意味ではアメリカの方が受けがよかったのかもしれませんね!
最強はどいつだ!?怪獣大乱闘!!
さて、それではお待ちかね、怪獣解説コーナー。
意外とSFっぽい要素も入っていて、それが「CRISPRによるゲノム編集」です。
巨獣たちは、このゲノム編集によって、ものすごい生命力を手に入れるという設定なのです!
冒頭の宇宙ステーションのくだりからして「宇宙もの」映画なのかと思ったが、冒頭だけだったw
ただ、異様な怪物のサンプルが地球に落ちてしまった!
っていうのが開始10分で分かるので、ハラハラドキドキ!
※あとでワイデン姉弟が「人道的に反するから宇宙で研究」みたいなこといっていたが、
宇宙空間ってそんなに秘密がまかりとおるところなのか?w
Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ
地球じゃない場所の方が確かに「未知」ってイメージはあるが、エナジン社は宇宙ステーションを持っているのか?いや、持っていたとしてもそんなところでやったら見つかる可能性もあるんだから、アメリカのどこか広大な土地の地下でも良かった気はするが。。。
作中で語られているのは下記のチート級スペック!!
☑サメの止まらない成長
☑ シロナガスクジラの高成長率
☑ カブトムシの外骨格
☑ チーターの高速移動
☑ トゲマウスの細胞修復能力
☑ コウモリの反響定位
すんげぇえ!!!!
こんだけ合わせたらそれは強いですな!!!
(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
ただ、このようなSF的な背景はあるものの、結論からいうと「頭空っぽにしてみるべき映画」でしょう。深くなにかメッセージを感じたり、強烈なカタルシスを味わったり、という類と言うよりは、画面いっぱいに広がる巨獣たちの破壊的描写が見もの、です。ストーリーはそこまで大したものではないという印象ですし、実際そういう反響は多いようです。
そう、ポップコーン片手にコーラ飲みながら見る、ザ・アメリカン映画です!!!笑
子供と一緒に観たり、子供のころみたりしたら、もっと楽しいのかな?とも思えるシンプルな展開です。僕は子供のころ怪獣好きだったので、わりとモンスターみるだけでも楽しめる部分はありますが、おそらく怪獣そんな好きじゃない人からしたら、つまらん部類でしょうw
※僕は怪獣も好きですが、映画で見るときは『遊星からの物体X』や『ミスト』みたいな、なかなか正体がわからなかったり、よく意味不明な姿をしていたり、みたいな方がゾクゾクハラハラするモンスターものが好きだったりもしますw
それでは、怪獣比較開始!!
①知能No.1で道具を使いこなす!かわいいジョージ!
まずは、主人公ともいえるジョージから。
白いゴリラってなかなか珍しい。
アルビノっていうらしいですが、これ、なぜ白にしたかというと、実は「黒だと傷が目立ちにくいから」が理由とのこと。
え、意外と単純w
※ちなみに、アルビノは実在します!
1966年に捕獲されてから2003年まで生きた「スノーフレーク」という愛称のゴリラがいるんです!
また、ジョージ、「かわいい」「人間っぽい」「人懐っこい」などと、結構人気のよう。
確かに、妙にリアリティのある表情をしますよね。
実際、特殊効果は『キング・コング』『猿の惑星: 創世記』『猿の惑星: 新世紀』『猿の惑星: 聖戦記』で猿のCGを製作したことがあるWETAデジタルが担当。
どうりで!
ウほほほっ!!!
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このゴリラ君、幼いころに故郷のルワンダで密猟者によって母親を眼の前で殺されてしまいます(エレン・イェーガー!)。自分も捕まってしまうというところで、デイビス(ドウェイン・ジョンソン)に救われ、サンディエゴの野生動物保護区へ。
そうそう、冒頭、この保護区でデイビスがジョージとなにかやりとりしているシーンがありますが、ここは『ジュラシック・ワールド』のクリプラとヴェロキラプトルの関係性を感じさせるものがありますね。一昔前はCG技術によって「コワさ」の演出だったものも、こうして「余裕」パートに使われるようになっているのも最近あるあるなんだという観点で面白いところ。
◆ヴェロキラプトル初登場!大人気シリーズ1作目の『ジュラシック・パーク』ネタバレ考察はこちら!
ジョージのユニークなところは、手話をつかうところでしょう。
ユーモアある返しや悪戯もすることもでき、知能は非常に高いように見えますね。
手話を使えるゴリラなんているの?!って思いましたが、調べてみたら、いるようです!
驚き!すごいな( ゚Д゚)
ゴリラってめちゃめちゃ頭良いんですよね。
『猿の惑星』ってやっぱ天才的だな…。
ということで、そんな愛嬌たっぷりなジョージは、宇宙ステーションで失敗したランペイジ計画より飛来した遺伝子サンプルによって、巨大化!狂暴化!
☑DATA
体長:約12.1m、体重:9.06トン
特徴:
手話ができる!
両手で道具を持ってぶん殴る!鉄骨最強!
ビルの屋上めちゃ早く登れるくらいのスピード力!
死んだフリや人間と会話するなどの賢さ!
中指を立てることで人間を笑わせる!(ん?)
墜落した飛行機からもうまく逃げていたり、
アメリカ軍による爆破攻撃に対しても生きていたり、
悪党キャラのクレアというランペイジ計画の首謀者を食べてたり、
死亡寸前のデイビスを何度も窮地から救ったり、
解毒剤を飲んでからは、ほかの二体とも懸命に戦ったり。
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なかなか強い!
途中、鉄の塊を振り回すことで攻撃もしていますね。
これは、やっぱりコング型の怪獣が為せる技!!
この「人型」モンスターってアメリカ人わりと好きですよね。
エイリアンも大体人型ですし、なんか欧米人はこういうのに恐怖を覚えたり、燃えたりする傾向があるような気がしますね。
対して、日本は割と宙に浮くお化け系が多かったり、神秘的な怪獣がいたり、目にみえないものが恐怖の対象だったり、いろいろと幅が広いのかなという印象です。逆に、人型モンスターってあんまりに受けない傾向にもあるのかな?なんておもったりして。
②尻尾からは棘が!滑空と跳躍力が自慢のラルフ!
お次は、跳べる巨大オオカミ!ラルフです!
☑DATA
体高:約14m、体長:約26m、体重:13.8トン
特徴:
地上をものすごいスピードで走る!(四足歩行さすが!)
ヘリすらも撃墜させる跳躍力!(本当は乗りたかったかも)
尻尾の棘を投げ飛ばす(戦闘ヘリすら射貫く!!)
滑空による空中移動(気持ちよさそう~~!!)
こちらは、飛んでいるところを観ると「ムササビ」「モモンガ」にも見えますが、
ゴジラファンから「バラン」ではないかという声が多数w
確かに、空中を飛んでいるシーンなんかクリソツですね。。
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狂暴化した後、すぐにエナジン社のワイデン姉弟の命令でサンプル回収にきた民間軍人部隊のバーグたちを殲滅!!軍人たち、全員死亡フラグすごかったから、予想できちゃう展開ではあるが、このモンスターパニックなシーン良いですよね~!!
もうちょいヘリから偵察してから降りろよ!
もっと強い武器持って行けよ!
みんなそろって同じ方向に銃口向けずに後ろも見ようよ!
などなど、そんなツッコミは野暮である!
この映画は「頭空っぽ」にしてみるべきパニック映画!
そこを突っ込むような映画ではない。。。はずだ!
そうだろ、ジョージ!!
Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ
そんなジョージと同じく、クレアによって発せられたウィリス・タワーの低周波におびきよされていきます。これは、「コウモリの反響定位」に、低周波に向かうような修正があるためですね。クレアはいざというときのために、タワーへ集結させるつもりだったのでしょうか。
ジョージとラルフがアメリカのシティ☆シカゴを好きなだけ破壊しまくって、タワーへ向かっていくシーン、これも迫力があってイイですね!!爽快!最高~~~(^_^)/
解毒剤で復活したジョージと戦い始めるものの、
デイビスがうまい感じにラルフをリジ―(巨大ワニ)にぶつける!!
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なかなかすごい芸当じゃないか、デイビス!!!
そうだろ、ジョージ!!w
その後、頭を引きちぎられて、無残にもバトルフィールドから退場。。。!!
③最大・最硬!すべてを砕く!尻尾のハンマーも強いリジ―!
最後は、巨大ワニのリジ―。
冒頭で紹介した「ゴジラにインスパイアされた」やーつです!
☑DATA:
体高:約18.5m、体長:約68.5m、体重:150トン
特徴:
チタンより硬いウロコ!しかもトゲトゲで痛そう!
尻尾が棍棒のように使える!(アンキロサウルスみたい!)
なぜか鰓まで発達しているので水中呼吸ができる!
垂直面で移動できる!(ヤモリの遺伝子の影響!)
登場シーン、わりと好きですw
川の中から「なにかいるぞ!」とおもったら、ものすごい勢いで巨大なワニがビル群のなかに登場!!
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なかなかに燃える描写ではないか!
なんでこいつだけこんなデカいの?って思いましたが、wikipedia様によれば、「爬虫類特有の成長率」もあったらしく、今回の巨獣のなかで最大の大きさのみならず、最後までかなり粘り強く生きる生命力を誇っていたわけですね。サンプルの接収量が多かったのもあるんでしょう。
本当はメキシコ湾に泳ぎ出ていたらしいですが、ウィリス・タワーからの低周波を聞きつけて、こやつもシカゴの街中へ!!
※なぜ宇宙から飛来したサンプルを吸ってしまったのが、アメリカ周辺の動物だけなんだ!っていうツッコミはなしですよ☆
このなんでもない「アメリカの街中」に怪獣が沢山現れるシーンいいですよね!
ハリウッド映画だからこそできる怪獣展開です!!
しかも、ゴリラもオオカミもワニも、タワーに登る時に個性が出ていますw
オオカミはすいすいと駆け上がるように、
ゴリラは途中途中で窓?のようなところに手をかけてひょいひょい駆け上がり、
ワニは巨大すぎるのかフロアに突入しては、ちょっと上のフロアへ、大雑把に駆け上がるスタイル。。。
結構細かいところまで凝っていて面白い!!
ただ、軍隊が少し阿保。。。なぜかマシンガンや撃っても効いてないヘリからの連射を続けているのは滑稽としか。。。(まぁ、演出といえばそれまでか
※指揮官は、対象の飼育をしていたデイビスの意見を聞かないどころか追い出すという無能っぷりだしw そこから手がかり探すべきじゃないのか、あんなに火力兵器効かないんだからw
アンギラス×ビオランテのリジ―最強説!?
ってところで、
リジーがやっぱり最強でしょうか。
ファンがアンギラスと呼ぶくらい、たしかに背中がトゲトゲ。これは痛そうだ!
そして、ビオランテという声があるくらい、大きな口に鋭い歯や牙も。
設定では1000本を超える歯があるとか!
(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
エクスプラス GARAGE TOY デフォリアル ビオランテ 一般流通版 全長約220mm PVC製 塗装済み 完成品 フィギュア
↑たしかに、結構似てるww
そして!
チタン以上の硬度のウロコ、アンキロサウルスのような尻尾ハンマー!
エリマキトカゲのようなヒレ(なぜワニにこれがあるのかは分からない!)についているエラ(これも分からないがw)、これもまた特徴的なデザインで、モンスター感が増しています。
そんな強い、ザ・怪獣感ただようリジ―は、デイビスとジョージ相手にも圧倒的!!
死んだと思ったら生きていた!!
というお決まりなパターンで我々を楽しませてくれるほか、
画面いっぱいに移るその体躯はなんとも迫力満点!!
これはモンスター映画見たい!と思った人は満足なのではないでしょうか。
エラの付け根?にアタックしたデイビスの攻撃が効いたか!!
と思ったけど、やっぱりまだ生きているー!!
やるな、こいつ!!!
ただし、デイビスとジョージの共闘により、
最後はジョージに上から鉄骨を目ん玉にぶっさされ死亡!!!
次はリングの上でな!!と言わんばかりに嬉しそうなデイビス。
リジー、ようやく死亡!
30分以内に空爆される予定だったシカゴも、空爆が阻止され、ハッピーエンディングへ♪
空爆と言えば、よくハリウッドでこういう「主人公が戦ってる戦場へ空爆きちゃうぞ!」的なシーンてみるなあとも思います。
『ザ・ロック』とか『ID4』、そして先日アマプラ公開された『トゥモロー・ウォー』もそうですよねw まぁ、偶然かな?
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最後、ジョージは激闘の末に力尽きたようにぐったりと眼を閉じます。
うおお~~~意外と最後はしんみり終わるのかぁ~!!!
と思っていたら、なんと「死んだフリ」だったのです!ww
冒頭にも述べましたが、これはドウェイン・ジョンソンのアイデアだったらしいです。たしかに、この映画は完全なる怪獣パニック映画なので、最後にこんな悲しみはいらないかもしれませんね。とことんアメリカ人が映画館で観たがるような、典型的なポップコーン映画としてはこの流れは完璧でしょう。
発表!巨獣最強ランキング1位は。。。!?
これで、巨獣紹介は終わり。。。
さて、一番強いのは、、、
手足で道具を操ることができる上に、高度に発達した知能を利用して敵を撃退できるジョージか!?
いや、抜群の跳躍力で上からどんな巨獣たちもかみ砕き、そして自慢の尻尾の針で敵を殲滅させるラルフか!
いやいや、やっぱりデカい体、強い歯と牙、そして鉄壁のウロコをもつ最大級クラスのリジ―でしょ!
どいつが勝つんだぁ~!~!??
(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
と思ったアナタ、実はもう一つの「巨獣」を忘れていますよ!
そう、いるんですよ、実は!!
冒頭で現れた宇宙ステーションの獣。。。
と、思いきや、こいつはほとんどデータがないので却下!
(たぶんラットの巨大化?)
いや、もう一人おるではないですか。。。
ゴリラマッチョとも呼べるべき、霊長類最強のモンスターが!!!
それは、デイビスです!!
そして、勝者はデイビスです!!ww
(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
なぜか?
まず、デイビスは一回撃たれたのに、あのあとリジ―とラルフと激闘を繰り広げるという最強の回復力を誇ります。すごいですよ、サンプル撃たれわけでもないのに、狂暴化してます!!
そして、「解毒剤」というチートツールを使うことで、どんな巨獣たちも自在に操ることができます。作中では、ジョージだけでしたが、あの後さらに複製して巨獣たちに飲ませれば、次々と手下ができる!怪獣博士かX星人かになれちゃうんです!
結局、自分自身が強いより、強いものを従えることができるのは、デイビスだけで、それこそが最強モンスターです!!!
現場で汗かくのではなく、マネジメント層にいるのです!!!
勿論、ジョージを含めたほかの巨獣たちには、解毒剤はつくれないですし、複製する作業もできないでしょう。この時点で圧倒的にデイビスは、他の巨獣たちより有利なのです。
更に更に!
ロック様ことデイビスは、元プロレスラー。
仮にほかの人間たちが巨獣たちを操ろうと、デイビスから解毒剤を奪おうものなら、その筋肉美を見せつけながら、一網打尽!!きら~~ん☆
※実際に劇中でも、簡単に二人の兵士をポキッとやっつけています
仮に、デイビスなみの屈強な男が現れたとしても!!
ヘリもひょいっと操縦できちゃうし!!完璧っすね!
テイルローター(尾翼)がなくたって、生還できる驚異的な運動神経と運の持ち主!!!
パーフェクトヒューマン!!!
Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ
更に!まだあります!(ジャパネットたかたみたい)
デイビスは、霊長類学者!
そう、ジョージという巨獣を操ることができるのは、永遠に彼のみなのだ!
※というか、霊長類学者らしいシーン皆無だなw
この時点で、他の人類は、もうロック様にひれ伏すしかない!
ひぇえええ~~~~~~~~~!!!!!!!!!!
※逆を言えば、デイビスがいなければ、リビーが勝っていたはずなので、リビーが3巨獣の中では最強ともいえるでしょう!
Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ
これ、続編?『シン・ランペイジ』の正体とは
さて、この映画、実は「その後」や「続編」があるのではないかという声が。。。
そう、『シン・ランペイジ』である!!!
まさか!
あの『シン』シリーズが、『ランペイジ』にも来ていたのか!!!
と思ったものの..
あれ、なんか変だぞ。
映画『シン・ランペイジ』予告【2020年11月4日(水)DVD RELEASE】
ん!?!?
中国製!?
え!?
これ、予告みたけど。。。
C級映画感!!!!ww
※いや、D級か!?
突然、ぱくっと食べられるシーンとか、なんかお粗末すぎて笑ってしまったwww
名前だけとってつけたパチモンやないかぁああ!!!
創った中国も中国だけど、この題名付けた日本人も日本人やで!?!?
最近こういう「シン」つければいいっしょ!戦略多すぎw
もっとマシな広告マンいないのか!www
『シン・宇宙戦争』も騙されたから、もう許してくれぇ~!!!w
まじでやめろや、この茶番!!!www
それでも気になる!という方はチェックや!
続編があるとしたら、ジョージがどう管理されるのかは気になりますよね。
狂暴化は止まったものの、巨大化しているので、小さくはならないでしょう。
巨大な動物園に収容するのでしょうか?
それでは、デイビスがいなくなった後にでも、暴れだして今度はニューヨークでも襲うかもしれません。
または、どこにも収容せず、警察官的な役割でアメリカを守るのでしょうか。
これはこれで、面白い続編になるような気がします。
俗に言う[怪獣VS怪獣]映画が観れますからね!
あと、途中から良いやつになったハーベイ・ラッセル捜査官(ジェフリー・ディーン・モーガン)が持ち帰ったネズミはなんだったのかも気になりますよね。これも続編に繋げる伏線だったのか。。。!?
そういえば、ケイト(ナオミ・ハリス)という女性が今回のヒロインっぽいですが、ふたりは続編で結ばれるのか。。だとしたら、ジョージは大した婚活業者である!
「当たり前」ではない動物の存在
さて、最後にこの映画が伝えたいメッセージを考えてみます。
勿論、デイビスとジョージの「友情」がメインでしょう。
たとえ、ゴリラと人間であっても、意思疎通だけではなくこういった固い絆もできるんだよということ。「友達」というワードが何度かこの映画には出てくるので、間違いなくこれは伝えたいポイントだったのでしょう。友達が狂暴化し、そして巨大化なったら。。。たしかになかなか残酷な状況をデイビスは乗り越え、そして友を取り返すという壮大なストーリーであることがわかります。
また、「動物」を「守ってあげる対象」や「かわいそうな対象」ではなく、あくまで対等な関係として描いている点に、動物へのリスペクトも感じます。
Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ
そして、この映画、なにげに伝えているのは「DNA研究」や「密猟」についてです。
人間の好奇心や私利私欲のために、動物を勝手に解剖して研究したり、まるでニンゲン様が一番偉いかのように当たり前のように狩猟や密猟をする。
それは、時にお金のためで、時に自分の食欲を満たすため。
しかし、これって、当たり前でいいのでしょうか?
動物たちの世界から見たら、我々人類は「最悪な君主」かもしれません。
毎日僕たちが食べる食事のなかには、動物の肉や部位があるでしょう。
しかし、それは「当たり前」ではないのです。
日本には「いただきます」の文化がありますが、僕たちは毎日どこかの命をいただくことで、今日も映画を観る日々を送れていることに感謝しなくてはなりません。
ただし、この映画はあくまで「脳みそからっぽ」状態で見れる怪獣パニック映画ですね。ストーリーやメッセージを深く味わいたい!というより、大迫力でガチャガチャ感を味わいたい!!って方に、もってこいの映画でしょう!!ポップコーンとコーラを準備してみましょう!
(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
なんやかんやでシカゴを暴れまくる巨獣たちや、ヘリコプターを利用して二度も助かるデイビスのシーンなどは、さすがはハリウッドクオリティというところで、かなり迫力がありますよ。
むしろ、怪獣映画はこれくらいシンプルでいい!!というくらいです!!!
ということで、本作の徹底考察コラムはここまで!
またお会いしましょう~!!
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