ジュラパ第2弾『ロストワールド/ジュラシックパーク』はシリーズ一番の駄作?ひどい、つまらない、サラとニックがうざいなどの評価&感想多数!
恐竜たちはただのモンスターパニックに?人気者はエディとローランド?題名の意味は?ネタバレ徹底考察します!!いざ、SFの世界へ…!
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク のネタバレ感想・考察・徹底解説 (Ryo)
本日は、1997年公開、ジュラパシリーズ第2弾である『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』についてネタバレ徹底解説!
サラがむかつく?つまらない?
原作と違う、ストーリーが無い、印象に残らない。。。
ハゲおやじのエディ・カーが一番まとも?
人気ある恐竜ハンターのローランド・テンボはシリーズで唯一の○○!?
とはいっても、トレーラーシーンはハラハラドキドキ!
夜のサンディエゴの街を蹂躙するところも大好き!
色々と意見がありますが、皆様の評価やレビュー含めて、
18項目でネタバレ徹底考察していきます!!
▶そのほかのジュラパシリーズ、ネタバレ徹底考察はこちら!
- 原作者クライトンと同時進行の続編製作だった!?
- ひどい!ストーリーもキャラクターもロスト(迷子)な世界!
- ツッコミ①:自分ひとりで島に行くなよ!
- ツッコミ②:ステゴサウルスを刺激しまくるなよ!
- ツッコミ③:恐竜逃がすな!ハンターたちの装備壊すなよ!
- ツッコミ④:子供のティラノサウルス連れてくるなよ!
- ツッコミ⑤:ティラノの血のついたシャツを着るなよ!
- ニックは、環境(破壊)主義者だった
- 大人気!恐竜ハンター・ローランド・テンボ!!
- マルコムは主人公として正しかった?
- 恐竜以外でもパニック演出!崖っぷちトレーラーは最高!
- 大群コンピーによる猛烈トラウマアタック!!
- ホラー強め?大量殺戮者に変貌した恐竜たち
- 実はサンディエゴ編ではなく、プテラノドン奇襲編があった!
- 実はゴジラもイメージしていた!?日本人が登場していた!!
- 船員たちを殺したのは誰なのか?スイッチは何だった?
- 最後はローランドで命中、ニックが食われるラストであるべき
- 前作ネドリーが落としたサンプルは描かれる予定だった?!
原作者クライトンと同時進行の続編製作だった!?
本作、1993年の第1作が大うけだったので、続編の製作が決定したのですが、
スピルバーグがシリーズものの続編を担当するのは実は珍しいんですよね。
実際、本シリーズ以外には、今のところ『インディージョーンズ』しかないです。
また、実は1993年のジュラパ1と『シンドラーのリスト』の同時製作&同時大成功があり、3年間は休養宣言をしていたスピルバーグ。監督としての復帰作が今作なので、当時はかなり話題になったみたいです。
ただし、同時にその3年ブランクでスピルバーグの良さが薄くなり、この映画を駄作にしたのでは?
また、原作と大幅に変更されている点も、ファンからは批判の対象に。
ただし!
別にこれは原作者の主張を捻じ曲げたわけではありません。
実は、原作者のマイケル・クライトンが続編を進めるときいてスピルバーグも続編制作に乗り出すのですが、当時クライトンも「私も自由に書くから、映画も自由に作っていい」と伝えているのです。
結果、前作と同じ脚本家のデビッド・コープとスピルバーグによりゼロベースで創り上げられているのですが、小説版の方が脚本はしっかりしているという意見は正しいような気もしますね。本作はどちらかというと、映像やホラー要素を強く見せたいだけで、とてもストーリー重視とは思えません。
ひどい!ストーリーもキャラクターもロスト(迷子)な世界!
ということで、早速、今作の結論を述べたいのですが、、、
ストーリー展開がロストなワールド!!!w
もう、登場キャラクターたちがなに考えているか分からないんですよ。
誰にも共感できない。。
そして、どうも、ただの「モンスターパニック映画」としか思えず、前作のような生命倫理を問うメッセージ性や未知の世界へのアドベンチャー感はほぼ無いです。実際そう思いますし、そういう評判が絶えません。シリーズの中で一番駄作とまで言われるゆえんでしょう。
Kobal/UNIVERSAL/AMBLIN/The Kobal Collection/WireImage.com
実際、rotten tomatoでは前作は92%という驚異的な数字に対し、今作は53%。かなり低くなっています。最低映画賞であるゴールデン・ラズベリー賞の最低続編賞、最低脚本賞、最低人命軽視と公共物破壊しまくり作品賞にもノミネートされ、その酷評っぷりはすごいです。
なんといっても、登場人物たちに魅力がないです。
そして、彼らが原因で数々の事故が起きているとしか思えないんですよ。
すべての元凶はサラとニックであり、彼らが悪役といっても過言ではないんですよ。
それで、まだ彼らが最後に反省したり、戒めるようなシーンがあれば、メッセージ性があっていいのですが、作中で彼らが詫びるような描写はゼロ。
お前たちのせいだろ!!!
と思わず突っ込まずにいられないのです。
サラ・ハーディング博士(ジュリアン・ムーア)にいたってはもうひどすぎます。数々のレビューでこき下ろさてますねw
ツッコミ①:自分ひとりで島に行くなよ!
→マルコムやその娘を巻き込むきっかけに。
これをスルーしている?ジョン・ハモンドも駄目ですが、サラは恐竜みたこともないのになんで一人で行くねんw 挙句、みんなを心配させて迷惑をかけた一番の元凶であることに気づいているのか!
最後に「勝手に行ってごめんね..。」みたいなのあれば、まだ許してやってもいいのですが、そんな様子一切なし!もう自分勝手すぎるやろ!勝手に死んでればいい!(おい
まぁ、まだここまでは良いとして、この後の言動から、
どう考えても1人で来るスペックもってないやろとツッコミたくなります。
ツッコミ②:ステゴサウルスを刺激しまくるなよ!
→マルコムたちがやってきたときに、「静かに!刺激しないで!」的な忠告をしているわりには、子供のステゴサウルスを誇らしげに撫でています。
自分なら大丈夫と思っているのか?!
更に、その後シャッター音を鳴らすという無礼講をかまします。そのせいでステゴサウルスたちは暴れまわり、あわや踏みつぶされそうに。
いやいや、自業自得すぎる…。
この時点で、よく先に島について生き延びていたな!?
ってか、よくそんな程度の知識恐竜たちに接触しようって思ったな。。!?
って思いませんかw
自分で「私は分かっている!」とイイながら、
自分ではまったくできていない。
(C)APOLLO
こんなただの学者以下みたいな人間が、どうやって恐竜たちが野放しにされているサイトBで生きていたのか、不思議すぎます。映像は綺麗なのに、このせいで出だしから「ふんむむむぅぅl!?」っという感じになってしまいます。
まぁ、まだこれは良いとしましょう。。
しかし!!
彼女は悪行の限りを尽くす古生物学者なのですよおお!
ツッコミ③:恐竜逃がすな!ハンターたちの装備壊すなよ!
これはニック、もっといえばニックにけしかけたジョン・ハモンドのせい、とも言えるのですが、ハンターたちが捕まえた恐竜たちのオリを壊して、解放していく!
まるで奴隷解放!みたいに誇らしげな顔だが、、、
おいおい、なにしているんだよ!w
草食恐竜だからいいと思ったのか知らんが、そのせいで、キャンプや装備は壊滅状態。それくらいの事態になること分かっているはず。ハンターたちも可哀そうに、そのせいで恐竜たちから襲われるパニック状態。
ってか、そもそも、サラは恐竜たち守るために先に来たんじゃないの?w
Kobal/UNIVERSAL/AMBLIN/The Kobal Collection/WireImage.com
檻に閉じ込められているとはいえ、護られている状態なんだからわざわざ逃がす必要なくない?逃がした理由がよくわからん。
最初に提案したニックも、環境主義者とは名ばかりのただのテロリストです。
彼がペンチみたいなやつ出したときに「え、まさかオリを壊すの?そんなの駄目よ」ってアナタいうべきですよ!
なに賛同して一緒に誇らしげに奴隷解放者気どりしているんですか!!
※ってか、ペンチで檻壊せるんかよw
あのシーン見て「サラとニックいい事しているなー!」って思う人、いるのでしょうか?w
どう考えても、彼らの思考に共感ができず、その結果、続きがどんどん苦しくなります。
ツッコミ④:子供のティラノサウルス連れてくるなよ!
もうこれは犯罪レベルですよw
自分で「ティラノサウルスは嗅覚がスゴイ!」と言っておきながら、血を流している子供のティラノサウルスの治療にあたる。その結果、父と母がやってきて、めちゃ勇敢で心優しいハゲオヤジのエディ・カー(リチャード・シフ)が食いちぎられるという事態になっているんです。
※ちなみにリチャード・シフは『ディープ・インパクト』主人公リオ・ビーダマンの父親ですw
しかも、なんとか自分たちを助けようとトレーラーを落ちないように努力していたエディの死を詫びる様子一切なし。
いや、お前のせいだろ!!
まぁ、環境(破壊)主義者のニックが子ティラノを連れてきたことに、なかば説得される形ではありましたが、「嗅覚がすごい」→「親子がやってくるかも」って学者のアナタ、なぜ思わないんですかぁぁ!
なんだろう、子ティラノを治療することで「サラって良い人!」って思わせたいのかよくわかりませんが、正直観た人ほぼ全員が「サラバカやろ!」って思ったはずです。。
これが、まだハンターたちが勝手に子供連れてきて研究してたせい、とかなら良いんですよ。ストーリーとして、そこで主人公たちが襲われてしまいパニック!ってのは頷けるものがあります。ただし、完全に、主人公たちが自分でまいた種のせいですべてのトラブルが起きているんですよ。。。
もう1回いいます。
いや、全部お前たちのせいだろ!!!
….まだまだ終わりませんよぉおお!!
ツッコミ⑤:ティラノの血のついたシャツを着るなよ!
だって、さっきそのせいで襲われたんですよね?
はげおやじ死にましたよね?
まったくその点に気づいていないのか、なんと血のついたシャツを着続ける!
おい!!!
そのせいで夜にテントで寝ていたハンターたち一行はT-レックスに襲われてしまいます。
可哀そうすぎる。。。彼らなんも悪くないのに。。。
これがですよ、血がシャツについていること、まだサラが気づいていなければ、分からないこともないです。執行猶予ありですw
ただし、道中で「これはティラノの血よ」って断言しているんですよ。。
おそらくこの時点では「自分の怪我ではない、ティラノの血」という意味を観客に与え、まさかT-レックスが襲ってくる伏線だったのか!!って驚かせるつもりだったのでしょう。
いや、なめすぎや!!!
どう考えても、主人公たちあほすぎる!
大半の人は思うはずですw
写真:AFLO
ニックは、環境(破壊)主義者だった
森の道中と言えば、ニックが、恐竜ハンターことローランド・テンボの銃から弾を抜き取っていたことが後で分かります。
これも、なにしたかったのか、よくわからんのですよ。
ハンター側が悪という構造であれば、まだ分かるのですが、ローランドは見ている限り、悪役ではないです。ってか、「弾を抜く」=「T-レックスは死んじゃ駄目だが、ローランド死んでも良い」ってことですよね?
いやいや!
そもそもトレーラーの事件で助かったのは、ローランドたちが(物理的にも精神的にも)手を差し伸べてくれたからじゃないですか。彼らの装備があるからこそ、一緒に行動をするって決めたんですよね?
で、なんで途中で銃抜いているのか、
さっぱり彼の思考回路が分からない。
逆に襲ってきたらどうするつもりなの?
誰がティラノを退治するって考えたの?
環境主義者のニック、そもそも人殺しなのに、この映画にはそれを伝えるメッセージもなければ、ニック自身が罪悪感や葛藤をみせるシーンも無し。
ニック、爆破したり銃の小細工したり、
ほんとただのテロリストやろ。。。
つまり、彼は環境主義者ではなく、環境破壊主義者なのですwww
大人気!恐竜ハンター・ローランド・テンボ!!
恐竜ハンターといえば、このローランド(ピート・ポスルスウェイト)、実はジュラパシリーズでもファンの間でかなり人気のようです。
実は、後にも先にも、ティラノを一騎打ちで仕留めたのはこの男だけなのですw
しかも、最初はパキケファロサウルスなど捕獲しているあたりで、ただの悪役臭がするのですが、後半になるつれ、副リーダーを探してあげたり、子供には残酷なこと伝えないようにいったり、実はめっちゃ男らしいやさおイケメンなのです!!!
※原作版には登場しないよう。。。
(C)APOLLO
彼は彼で良いキャラクターなのですが、なんか悪役にしたいのか、良いキャラにしたいのかがどっちつかずな感じもあるんですよね。やっぱり全体的に、「あ、このほうが面白くなりそう!」みたいに場当たり的に脚本書いてる感がしちゃうんですよね~~
その点、前作のジュラパ1はあまりそういったことを感じさせないものがありました。
グラント博士やサトラ―博士、マルコム、ティム&レックス、ジョン・ハモンド。それぞれのキャラクターとしての味があり、行動心理も共感できるものが多かったんです。
やっぱり、原作を再現していると、こういう脚本的な観点がしっかり映画にも反映されるのが良いですよね。映画化という性質上、どうしても激しさやインパクトを重視するので、ストーリーが改変されがちなのが残念です。まぁ、これはこの作品に限ったことではないのですが。
マルコムは主人公として正しかった?
唯一、まとも?な部類に入るのが、前作からの続投選手である数学者イアン・マルコム博士。
前作ではもうちょっと皮肉屋さんでしたが、ジュラパの過ちを反省したのか、以前よりは能動的なキャラクターに変化。
あまり今回も数学者らしい発言がないですが(原作ではもう少しある…)、彼は彼で良い味のキャラクターポジションを持ってます。
正論を提案し、結果的に結構良いこといっているのですが、相手にはされない。
恋人のサラだけ助けようとしたのに、娘のケリーまでついてくる、ハンターたちまでやってくるで災難続き。彼の心理だけはなんとなく共感できるというか、追いついていけるのですが、周りがあまりにもなにも聞いてくれないので相殺されてしまうという。。。笑
うーん、なんだかなぁw
彼はインテリキャラとしてイイ味はあるものの、あまり主人公という感じはないかもしれませんね。もう少し若くて行きのよい若者が主人公であれば、雰囲気も違ったかもですね♪
ジュラパ1のグラント博士は、若者ではないですが、全体的にマルコムより明るいイメージですし、いかにも古生物学者、恐竜博士という雰囲気をうまく演出できていると思うんですよね。
恐竜以外でもパニック演出!崖っぷちトレーラーは最高!
ということで、ちょっと酷評気味でしたが、見どころもあります。
まずは、なんといっても超人気シーン、あの崖っぷちトレーラーシーンです!!!!!!!
スピルバーグらしいパニックを描いたハラハラ感がすごいですよね!
結構な尺をここに費やしているのですが、いつ見ても緊迫感があります。
ジュラパシリーズ史上でもかなり印象的なシーンではないでしょうか。
Kobal/UNIVERSAL/AMBLIN/The Kobal Collection/WireImage.com
暗い闇夜の森の中で徐々に姿を現す恐竜。
ひび割れたガラスの上でもがくサラ。
ロープになんとか捕まるが、なかなか上がれない3人。
泥まみれになってなんとか車を固定させようとするハゲエディ。
そして、子供を想って駆け付けて襲ってくるティラノ夫婦。
よくみたら、タイヤがうまく動かない、ロープがほどけそう、ガラスにぴきぴきと亀裂が入る、など、恐竜とは無関係のところで緊迫感を煽ってきています。
この辺の演出、良いですよね~!!
ただのモンスターパニック映画ではなく、しっかりそれ以外のすべてにハラハラドキドキを詰め込んでおり、まるでその場にいるような錯覚をさせていて、非常にうまいなぁと感激します。
ジュラパ1の考察でも書きましたが、ただT-レックスが襲ってきて怖い!のではなく、コップに入った水の波紋や、崖から落ちそうで落ちない車、ライトがなかなか消えない焦りなど、それ以外のところで観客を四方八方から恐怖感に落とし込めています。
MCA/UniversalPictures/Photofest/MediaVastJapan
さすが巨匠スピルバーグ!!
大群コンピーによる猛烈トラウマアタック!!
T-レックス以外でも今回はトラウマシーンがあるはず。
それは、コンプソグナトゥスというチビ恐竜による大群アタックです!!
これ、結構コワいんですよおおおお!!!
冒頭でも、リッチな家族の娘さんである少女キャシー・ボウマン(カミーラ・ベル)が襲われるのですが、最初は1匹だけで可愛い感じがあるんです。それから徐々に集まってきて(相手を油断させてる?)、全員で総攻撃を仕掛けるという賢さ。。。
原作ではコンピーという愛称もありますが、こいつ、マルコムたちとハンターたちがが合流したあとの移動中で、副リーダーであるディーター・スターク (ピーター・ストーメア)の前にも現われます。
なにがコンピーや、カワイイ名前つけておいて怖いやんけww
トイレにちょっと行くだけだったディーターは、突然現れたコンピーに対して最初はびっくりしますが、スタンガンで追い払ったりいじめたりします。それに怒ったのか、次々と群れになって登場すると、ディーターへ襲い掛かります。
Kobal/UNIVERSAL/AMBLIN/The Kobal Collection/WireImage.com
鋭いくちばしのようなもので食いちぎられそうになりますが、なんとか振りほどくディーター。しかし、その間にもといた場所が分からなくなり、ハンター団一員であるカーターの名前を叫びますが、カーターはヘッドフォンで音楽を聴いており気づかず。そのまま、出発になっても、忘れているという結構ひどい呑気モノw なんでこんなのハンター団に入れたんだw!?(ちなみに、こいつさりげなくT-レックスがキャンプを襲った時に踏みつぶされていますw)
結局、ディーターは迷子になっているうちに、踏み外して川のほとりへ落下。そこでまたしても現われるコンピーたちから逃げられず、最後には無残にも食いちぎられてしまうのです。清い小川は一瞬にして真っ赤な血の赤に染まる。。。うげぇえ。
ホラー強め?大量殺戮者に変貌した恐竜たち
真っ赤に染まるといえば、もう1つ似たシーンがありますね。
夜のテント場を襲来するティラノやヴェロキラプトルのシーンもなかなか印象深いのではないでしょうか。ちょっとずっと暗いので見づらいのもあるのですが、パクパクとハンターたちを食べていきます・w・
ジュラパ1では攻撃や威嚇などしない限りそこまで好戦的ではなかったのですが、今作ではかなり獰猛なモンスターになっていますね。これはハンターたちの恐竜への愛情がないことを察したからなのか?
それともスピルバーグ&コープによる脚本修正か?
ロバート・バーク(トーマス・F・ダフィ)という古生物学者、ロン毛・ひぎもじゃもじゃで、見るからに恐竜マニア。
彼は、T-レックスに追われた一行の中にいましたが、滝の中に逃げ込んだ時に、蛇が首にまとわりつき、パニックっっっ!
その間に、ティラノに引きずり込まれ、清き滝が真っ赤に。。。
いや、怖すぎる!!!ホラー映画やんけ!!!
※古代のものが好き&蛇嫌いという共通点は、同じくスピルバーグの『インディージョーンズ』と関係があるのか…?
草むらでヴェロキラプトルが飛び跳ねてパクパクするシーンも怖いですよねw
後ろから順番に消えていく感じとか、まるで落とし穴に落ちているのではないかとおもうスピード感!!!
しかし、マルコムたちが全力疾走したときは、なぜか現われないw
なんだ、てっきり、サラが食われると思ったのに!くっそぅ!(おい
Kobal/UNIVERSAL/AMBLIN/The Kobal Collection/WireImage.com
ヴェロキラプトルとマルコムたち主人公グループの戦いは、通信センターで描かれます。またしても最後はセンター内w やっぱり建物の中の方がヴェロキラプトルは怖くて映えますね!!!ヴェロ映え!(
娘のケリー・カーティスがいくら体操部とはいえ、彼女の蹴りでぐったりするヴェロキラプトル、ちょっと弱体化してる。。?w
(前作での厨房での賢さはどこいった…)
しかし、それまでの攻防はなかなか見ごたえありです。
ドアの下の土を掘っていくシーンなど、知性がありますよね。扉が体当たりであかないことが分かってからは、下から侵入することを考えているわけです。怖すぎ!
また、逆に土を掘って外へ逃げようとするサラとケリーでしたが、突如そこから別のヴェロキラプトルが顔を出す!
びっくりしたーーーwww
※冷静に考えると、あの木の柵だったらヴェロキラプトルの体当たりで破れそう。ってか、ケリーのお得意の蹴り(ダジャレじゃないですよw)で壊れそうな気もするが。。。
マルコム、前回はT-レックスを攪乱させましたが、今回はヴェロキラプトルを誘導。
しかし、あまり役には立っていないw
MCA/UniversalPictures/Photofest/MediaVastJapan
マルコムゥうううううう!!!
主人公らしいところ見せてくれ!!(
とおもってたら、
ニックの助けがあって、ヘリが来て脱出完了!
あれ、もう終わり!?
いやいや、ヘリが来たと思わせて、実はまだあるでしょ!
ヴェロキラプトル、もっと手強んだぞぉお!!!!!
と思っていたら、
ほんとに終わりだったww
実はサンディエゴ編ではなく、プテラノドン奇襲編があった!
島を無事に脱出した一行。
実は、これ、最初の脚本では、
この後にプテラノドンの大群が襲い掛かる予定だったそう。
そして、あの悪名高き(笑)ニックも、ここでプテラノドンによって殺される計画だったのです。なるほど、どうりでサンディエゴで突然登場しなくなるキャラクターが多いわけだ。。
確かに、ティラノ上陸からのサンディエゴ編、なんか取って付けたような感覚なんですよね。このパートだけ別映画だったっけ?って思ってしまうほど、浮いているんですよ。(サンディエゴ編ならぬ、サンディエゴ変)
(C)1993 Universal City Studios Inc. & Amblin Entertainment Inc. All Rights Reserved.
大抵、ロスト・ワールドの予告CMや有名シーンでは、サンディエゴの夜景バックにティラノが吠えているシーンなどが取り扱われますが、実際最後の20-30分だけで、あまり物語性もないパートなんですよねw
これもやっぱり「こっちのがいいんじゃね!」みたいな感覚でつけたような。
そんな雰囲気を感じてしまうのがやっぱり残念なところ。
ちなみに、このシーンは1925年公開の映画『ロスト・ワールド』(原作はコナン・ドイルの有名作)でも同じようなシーンがあり、あきらかにそのオマージュでしょう。
題名の意味はそこだったんですね!
実はゴジラもイメージしていた!?日本人が登場していた!!
また、ゴジラをイメージしたとも言われています。
実際、ここのシーンで登場する日本人男性のスーツ集団?が「ゴジラだ!」「ここはニューヨークなのに!」みたいな発言をしているシーンがありますww
ハリウッド版ゴジラ(エメゴジ)が初上陸したのが1998年エメゴジなので、その1年前。
スピルバーグ 、エメリッヒに対抗したのでしょうか?
◆今こそ振り返る!エメゴジ、結構おもしろいんじゃない?徹底考察コラム!
ちなみに、ここ、実は途中で脚本家のデヴィッド・コープがカメオ出演してますw
T-レックスに追われているなか、店舗に逃げ込もうとしたところ、ぱくっと食われてしまう人です。
クレジットにも”Unlucky Bastard”として記載があるんですね!
カメオ出演といえば、前作でも映画撮影担当であるディーン・カンディ本人が一瞬登場していました。
みんな恐竜世界にあこがれているのか。。。笑
ちなみに、デヴィッド・コープは『ミッション:インポッシブル』や『スパイダーマン』、『宇宙戦争』、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』、『メン・イン・ブラック3』などの脚本を手掛けています。結構有名作が多いですよね!
最後のサンディエゴパート、あとで変更してくっつけたっていうので、どうりで気になる違和感が多いわけです。
船員たちを殺したのは誰なのか?スイッチは何だった?
まず、船員たちが何者かに食いちぎられたようでしたが、
捕獲したT-レックスはちゃんとゲージの中にいました。
一体だれが?
※まるでミステリー映画じゃないかw
プテラノドン説、コンピー説、ヴェロキラプトル説などがありますが、いずれもこの後どこにも登場してこないので謎のまま。迷宮入りです!
そもそも船長が死んでいるからタンカーは制御不能で突っ込んだわけですが、
なんで死んだかくらい教えてくれないと彼らも浮かばれないぞ!
また、麻酔銃で眠らせたとはいえ、普通拘束とかしておくものではないですかね。
間違えてゲージあけたらジ・エンド!?
ってか、普通にどうやって運ぶ予定だったんねん・w・
まさかいつ覚めてもおかしくない状態で車の上に乗っけるつもりだったのか…
しかも、なぜかゲージのスイッチ押そうとしたところで死んでいる船員がいます。彼はいったいなぜゲージ開けようとしていたのか?それも不明です。まさかティラノを顔を見たかったわけじゃあるまい。
最後はローランドで命中、ニックが食われるラストであるべき
ただ、途中でT-レックスがプールの水を水分として飲んでいたり、子供が発見して両親が驚くシーンがあったり、街中を蹂躙するシーンも、なかなか楽しいクライマックス部分ではあります。
最後は、なぜか狙撃手なみに銃の腕前を上げているサラにより、ゲージ閉まる寸前のティラノに麻酔銃ズバーン!
命中!!!
サラとマルコムは、サイトBで親ティラノが子供に反応したように、それを逆手にとって子供ティラノをおとりにしたのです。まんまと引っかかった親ティラノと小ティラノの間に、まんまと引っかかったインジェン社現社長ピーター・ルドロー(アーリス・ハワード)はここであっけなく死亡!
彼も彼で、サイトBから脱出直後にジュラシックパークという施設オープンをメディアに公表するあたり悪役キャラっぽいのですが、なんか物足りない感がありますよね。存在感が薄い。。
ってか、ここはローランドが最後に麻酔銃命中させるべきだし、
ルドローの代わりにニックが食われるべきです!!
ルドローは死んでもとくに何も感じない。。。
うーむ。
前作ネドリーが落としたサンプルは描かれる予定だった?!
また、他にも小ネタが。
皆さんも気になったと思うのですが、
前作『ジュラシックパーク』でネドリーが落としたサンプルありましたよね?
実はスピルバーグは当初、クライトンがあれをきっかけに続編書くと思っていたところ、違う展開だったため、スピルバーグも映画版で無しにしたらしいです。
ナルホド~!!
あれが原因でまた恐竜が~!!!
みたいな展開だったらそれはそれで面白かったのに!
とも思ってしまいますね。
※ジュラパ1見返すと、意味深にカメラであのサンプルの入ったスプレー缶映しているように見えます。
前作との比較と言えば、あとはジョン・ウィリアムズの有名なテーマ曲がほとんどない!!最後にプテラノドン登場したところで、エンディング・クレジットと重なる感じで流れ始めますが、これ以外ないですよね?
ロスト・ワールドにはロスト・ワールドのテーマ曲みたいなのがありますが、
あのテーマ曲はもっと聞きたかった方も多いのでは?
さて、最新作ドミニオンの公開まであと約1年ですね。
ロスト・ワールドのような展開になるのか?
なにかここから伏線が回収されるのか?
前2作のジュラシック・ワールドを見ている限り、
またたくさんのオマージュがあるはず!
楽しみですね!
それでは今回はここで!
またお会いしましょう!!
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