ジュラシックパーク3作目のネタバレ感想で徹底考察&解説!
最強は、ティラノサウルス即死させたスピノサウルス?
ベンの死因やプテラノドンのラスト、笛の謎とは?アマンダがうざい?ひどい?という声も!
未公開シーンもある?グラント博士も復活の3作目、徹底解説!
いざ、SFの世界へ…!
ジュラシックパーク3 のネタバレ感想・考察・徹底解説 (Ryo)
本日は、2001年公開の『ジュラシックパーク3』についてネタバレ感想・考察&解説です。『ジュラパシリーズ』第3弾ですね!
▶そのほかのジュラパシリーズ、ネタバレ徹底考察はこちら!
それでは、今回も14項目で徹底考察していきます!
- 原点回帰の3作目!グラント博士とメインBGM復活!
- 規模は小さいがシンプルな「脱出」ストーリー
- ひどい?全ては、博士殴りつけ&恐竜誘導した傭兵のせい
- 新しい目玉は、冒頭からティラノ即死させたスピノサウルス!
- アマンダがイライラ?喚き散らす女役は、サラの再臨
- ベンの死因は?更に賢くパワーアップしたヴェロキラプトル!
- 勇敢すぎる少年エリック。一人で2か月もどう生き延びた?
- 腹の中から着信音…。「幸運のバッグ」はオマージュ?
- ホラー映画並み!翼竜プテラノドンの襲撃!
- 一瞬で終わるケラトサウルス。実はこれには理由があった!
- 水中から襲撃するスピノサウルス!最後は炎で…
- ラプトルが共鳴腔レプリカで逃げたのはなぜ?
- ラスト、悠々と飛ぶプテラノドンの最後にはどんな意味があるのか?
- 冒頭のボートはどうなったの?プテラノドンはいつ脱走した?
原点回帰の3作目!グラント博士とメインBGM復活!
まず、今作は全体的に「原点回帰」がテーマの映画でした。
2作目の『ロストワールド』では、バイオテクノロジーがただの娯楽映画向けとして利用され、モンスターパニック映画に近しい作りになっていたのに対し、今作は少し「恐竜を蘇らせるなんてことはいかん」というメッセージが強めになっています。
その象徴であるアラン・グラント博士(サム・ニール)は1作目から復活して登場。やっぱり彼は、なんとも恐竜博士感があって、雰囲気も少し明るくなるので、観ていて楽しいですよね。同時に、恐竜のことをよく分かって行動しているので頼もしい存在でもあります。
※1作目では元恋人であった古植物学者エリー(旧姓:サトラ―)博士も登場していますが、国務省の人間と結婚して、子供もいるようです…。夢を追うグラントと現実?を見たエリー…と哀愁ただようスタート。その子供から慕われているグラント博士をみると、どうやら子供嫌いはあの事件以降改善されたらしい。
また、1作目『ジュラシックパーク』で象徴的すぎてもはや映画より有名なんじゃないか?レベルになったジュラシックパークのメインテーマ曲も今回で完全復活(ジョン・ウィリアムズ神すぎる!)。厳密には、『ロストワールド』でもありましたが、最後のエンドクレジットのところだけですからね。まぁ、2作目のテーマ曲もアドベンチャー感あって結構好きですが♪
作風も、「恐竜たちからなんとか逃げて、島を脱出する」という点では、1作目とよく似ているプロットですよね。まさに原点回帰という感じがします。とはいえ、2作目よりスケールは小さいので、シリーズを順番に見てきた一部ファンからは、ちょっとこじんまりしすぎじゃないか、という不満もあるようです。
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規模は小さいがシンプルな「脱出」ストーリー
監督は、前2作のスティーヴン・スピルバーグからジョー・ジョンストンに変わっています。ジョンストン監督といえば、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977年)で特殊効果に参加し、映画界入りした人で、その続編では視覚効果アートディレクターを務めています。今回、スティーブン・スピルバーグは製作総指揮に回りました。
そして、ロゴマークは、、、スピノサウルス!!
今まで、ティラノサウルスだったのが、ここで変わりましたね。
これは、1作目を受け継いでいるといいながら、またT-レックスが一番の恐怖ではマンネリすると考えたのでしょう。ここでスピノサウルスを持ってきたのは、ナイスアイデアだったんじゃないかなぁと思います。なんといっても、史上最大の肉食恐竜と言われていますからね。ここは、後ほど、スピノ VS ティラノのシーンがあるので、別途解説します。
ただ、それゆえ、T-レックスファンには、物足りなさがあったかもしれないですね。
ほとんど出現しないのかぁぁってw
さて、物語は、前作『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』から4年後の世界。舞台は、1作目がイスラ・ヌブラル島、2作目はイスラ・ソルナ島、そして今作は、2作目と同じイスラ・ソルナ島、通称サイトBになります。
物語は、「一人ぼっちになってしまった息子を、恐竜が支配する島から助け出して、皆で脱出しよう!」という非常にシンプルなストーリーです。
ひどい?全ては、博士殴りつけ&恐竜誘導した傭兵のせい
さて、8年前の事件以来、恐竜大嫌いになったアラン・グラント博士。インジェン社の行動を「神の真似事」と評し嫌悪しています。しかし、どこぞの偉い社長らしいカービーという男性に、「いくらほしい?」という小切手を突き付けられ、研究資金が枯渇していたグラント博士は島に行くことに頷いてしまいます。1作目もハモンドに研究資金で動かされていたのを考えると、「博士、変わってないなぁ」と思わせて親近感を駆り立てるところは、なんかスピルバーグらしいですよね。
ちなみに、カービー夫妻とグラント博士が話しているバーのシーンでは、さりげなく、ジュラシックパークのピンボールが設置されています笑
いや、大災害だったんだから不謹慎すぎるゲームやろ!って感じですが、おそらく制作陣のユーモアでしょうねw(初見で気づいたらスゴイ!)
そしてイスラ・ソルナ島へ向かう一行ですが、ここでも小ネタ。飛行機で昼寝をする博士ですが、ハットを傾けて寝ています。これは絶対に『インディ・ジョーンズ』へのオマージュですよね!!w
無事に到着…と言いたいところですが、誰かに殴られて目が覚めたらと思ったら、着陸している!着陸しない約束だったのになにやっているんだ!とツッコむ暇もなく、殴った張本人の傭兵クーパーが森の中から逃げてきます。早速、巨大な恐竜が現れたのです!うおお、展開はやいぞ!!
そして、無残にもクーパーは逃げ遅れ、離陸寸前に飛行機にスピノサウルスを誘導してしまう形となり、飛行機は墜落。
おい、傭兵おまえのせいやぞ!!www
新しい目玉は、冒頭からティラノ即死させたスピノサウルス!
ロゴマークにもなっている、このスピノサウルスの特徴は「ワニのように口が長い」という点です。墜落した飛行機もまるでカラスのようにつついて、中身をさぐっていきます。これはティラノサウルスにはできなかったことなので、新しい緊迫感があって良いですよね。リーチがかなりチートなわけです。
なんとか逃げますが、T-レックスとも遭遇!
(C) 2001 UNIVERSAL STUDIOS and AMBLIN ENTERTAINMENT, INC.
そこでスピノサウルスは若きT-レックスと戦い始めるのですが、結構すぐにTレックス死亡…。
ティラノファンからしたら寂しい死に方w
なにより、この後一切登場しないですからねww
これは、映画のコンサルタントでもあった古生物学者ジャック・ホーナーによる推察が盛り込まれているようです。彼は、ティラノサウルスは実は捕食動物ではなく、腐肉食動物だったとしています。また、全長も大きいですし、本当の「最大の肉食恐竜はスピノサウルスだ」と考えていたのです。だからこそ、今回の目玉に抜擢されたわけですね。
この辺は、結構最近も化石が発見されていて、まだ真の歴史は分かっていません。しかし、この映画のおかげで、紛れもなくスピノサウルスは最恐のイメ―ジになったことでしょう。
アマンダがイライラ?喚き散らす女役は、サラの再臨
さて、この映画で、もう一つよく批判されるものは、カービー夫妻についてです。
少し落ち着いた後、グラント博士に殴られて事情を話し始めるのですが、実は彼はカービー・エンタープライズの社長ではなく、小さなタイル塗装屋の経営者だったのです。なぜ嘘をついていたかというと、一人息子のエリックがパラグライダー体験でこの島に失踪しただからというのです。協力しない政府に対し、この島が詳しいグラント博士に交渉したらしいのですが、グラント博士がいたのはイスラ・ヌブラル島であり、サイトBには実は来ていません笑
しかも、このアマンダっていう妻とは既に離婚しているという複雑な状況の上、そのアマンダの恋人のベンと息子エリック二人でパラグライダー体験に来ていたというのです。よく考えると、それでもちゃんと子供を助けようとするカービーは結構いいやつな気もしますw
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なにが批判されるかって、まぁこの設定は許されるとして、アマンダがとにかくうるさいんですよねw アマンダ役のティア・レオーニは、『ディープインパクト』でも出演していますが、その時はもっと賢いキャスターの役で、非常に似合っていました。しかし、今作は到着するなり大声で叫び始めたり、なにかあったらすぐにぎゃあぎゃあと喚きます。そもそもスピノサウルスを呼び出してきたのも、ほぼアマンダの大声のせいなのに、まったく詫びる雰囲気もない。まるで『ロストワールド』のサラのような役回りであることに、多くのファンはうんざりしたでしょうw
ベンが白骨化遺体で見つかった時も、『インディージョーンズ』に出てくる女優さん並みのリアクションでひたすら喚きます。そして落ち着いたと思えば「息子が一人なの…」と呟く。
おい、恋人のベンについてはどうした!!www
ベン可哀想すぎる…
命を張ってまで子供まもったのに…
ベンの死因は?更に賢くパワーアップしたヴェロキラプトル!
ちなみに、なぜベンがミイラ化されていたのかは、当時色々推察があったようですが、どうやら未公開シーンでは、ヴェロキラプトルに襲われるシーンがあったようです。おそらく、エリックを逃すために、高いポジションの自分がおとりになったのでしょう。カメラがそこで切れていたのも、ヴェロキラプトルが襲ってきたのが見えたのかもしれません。
まぁ、恐竜(ライオンすら?)など見たこともない子供が、そんなすぐに逃げ切れるとも思えないですがw
そして、そのヴェロキラプトル、ついに今回も登場します。シリーズ、常に登場する人気キャラクターですからね、ファンも今か今かと待ちわびていたでしょう。
最初は、夥しい卵を発見するシーンから。見かけはかわいい卵ですけどねw グラント博士がいた島と違って、サイトBでは、森の中で自然繁殖できるレベルになっていたんですね。ちなみに、このサイトBは、二作目で登場した場所とは到着場所が違うので、同じ場所ではない設定らしいです。
廃墟となった恐竜生成工場の跡地で遂にヴェロキラプトルが現われます。よく見ると、彼らが入り口に入るタイミングで後ろを猛スピードで走っているのが見えますよね。細かいっ!
聡明なヴェロキラプトル、なんと今回は半殺しにしたユデスキーを捕まえ、トラップに利用します。
怖すぎ!!!!ってか、賢くなりすぎぃぃい!!!!
罠だとバレたことが分かったのか、そのあとはあっけなく首をへし折るラプトル。
おまえら、どんだけ人間らしい殺し方するんだ!!と思いますねw
ちなみに、ユデスキーは、戦闘は専門外らしく、本職は広告代理店の営業マン。今回カービー夫妻はほんとにハリボテ軍団(笑)だったわけですが、なんでもう少しまともなやつを連れてこなかったんだ。。『ロストワールド』の恐竜ハンターたちはいずこへ。。。
(C)APOLLO
勇敢すぎる少年エリック。一人で2か月もどう生き延びた?
また、ラプトルはよくみると、前2作やこの後の『ジュラシック・ワールド』とは少し異なる個体ですよね。頭の部分が大きく変わっている気がします。
ラプトル3体に挟まれたグラント博士、絶体絶命!というタイミングで、煙幕弾をぶちこむ勇ましき少年!
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彼こそが、失踪していた少年エリック。
どうやら、インジェン社が遺した施設と非常食料を頼りに、一人で2ヶ月もの間生き残っていたらしいのです。しかも、ヴェロキラプトルなどに襲われないように、ティラノサウルスの尿などを採取して寄せ付けないようにしていたとのこと。
いや、エリック勇敢すぎ!!!w
どこでも鍛えられていない、こんな平凡な少年(ましてあのカービー夫妻の息子w)が、なぜにそんな自然の生態系を理解して、サバイバルすることができているのか。
「2か月しか経ってないの?」と落胆する様子からも、かなり長い年月を自信もって過ごしてきたことが分かります。勇敢すぎるぞ、エリック。。。
そして、ここで前2作で登場したマルコム博士も名前だけちゃんと登場。
彼の著作は好きではない、という観点でグラント博士と意気投合。
この少年、偶然にも、恐竜の本を事前に読んできていたのだろうか?
詳しかったのはそのせいなのか。その辺の真相は闇の奥底へ。
腹の中から着信音…。「幸運のバッグ」はオマージュ?
さて、夜があけてから、カービーの携帯の着信音のおかげで一行は合流を果たしますが、すぐにスピノサウルスが出現!
こここそ、ある意味で『ジュラシックパーク3』の印象的なシーンでしょう。
スピノの腹の中から、着信音が聞こえるやん!!!
なかなか斬新な持っていき方だなと思いましたが、これは緊迫感に振りたいのか、少しユーモラスに振りたいのか、どっちつかずですよね。「おい、その中から鳴ってたのかよ!」って確かに怖い衝撃展開ではある一方、無傷のまま鳴り続けるものなのか?と思ってしまったり、なんか軽快な着信音によってスピノの怖さが軽減されているような気がするんですよね。
それは良いとして、エリックの機転が利く行動により、なんとか逃げ切る。そこで、助手として来ていたビリーからとある告白。なんと、ヴェロキラプトルたちが自分たちを狙っているのは、ビリーが卵を盗んだからなのです。
ビリーは、研究資金にあてたかったといいますが、どこまで本当かは分かりません。
まぁ、この後の彼の行動から見て、『ロストワールド』に出てくるようなクズではなさそうなのは確かですが。
また、ここは小ネタですが、ビリーが卵を入れていたバッグは、彼が以前ハングライダーの事故にあった際に、ストラップが岩に引っかかって、命拾いしたという「幸運のバッグ」らしいです。
この「幸運のバッグ」でピンと来た方は、完全にジュラパオタクですが、実は『ロストワールド』で、トレーラーの中にいたサラが崖から落っこちるシーンでも「幸運のリュックだね」というシーンがあります。これのオマージュの可能性は大ですね。
Kobal/UNIVERSAL/AMBLIN/The Kobal Collection/WireImage.com
ホラー映画並み!翼竜プテラノドンの襲撃!
船に近づくために、廃墟を進む一方ですが、その道中で「鳥籠」の中にいることが分かります。それは、翼竜プテラノドン専用の檻だったのです。
ちなみに、この設定は、原作の小説1作目に、翼竜を飼育する鳥籠が登場するシーンがあります。その場面を再現したともいわれています。
『ジュラシックパーク3』はスピノサウルスに注目がいきがちですが、この翼竜の存在もかなり大きいブランドになっています。飛んで攻撃してくるので、これまた巨大恐竜とは違ったハラハラ感があるんですよね。霧に包まれた橋の上で最初に登場するシーンとか、どう考えてもホラー映画の流れですしねww(ミストやん)
(C) 2001 UNIVERSAL STUDIOS and AMBLIN ENTERTAINMENT, INC.
ここで、プテラノドンの子供たちの餌食になりそうだったエリックを、パラグライダー体験を駆使して、プテラノドンを誘導(ちゃんとパラグライダー経験の伏線回収したのはスゴイ!)。しかし、代わりに攻撃をくらったビリーは血だらけになって川に流されてしまいます。あれはどう考えても死んでいる…よね。。。なむあむ。。。
※ちなみに、学名の意味は「歯のない翼」らしいですが、なぜか作中では歯が生えているという点は、結構多くのかたのレビューで指摘されているようです笑;;
一瞬で終わるケラトサウルス。実はこれには理由があった!
船の上でなんとか落ち着いた一行ですが、衛星電話の着信音が聞こえて、一度降りると、そこには、スピノサウルスの糞が。どうやら、衛星電話をそのまま糞として排出したようです。うぬ、そんな物理的にまったく無害のまま排出されるものなのか…と思ったのもつかの間、突然、ケラトサウルスが登場!!
結構いかつい表情の恐竜なので、ここでひと悶着か!
と思いきや、なんとも雑な演出で終わります。
なんと、ケラトサウルスは、恐ろしいスピノサウルスの糞だという事が分かり、逃げ出してしまうのです。エリックが、ティラノサウルスの尿を利用していたと言っていたのがここで布石となり、スピノサウルスの糞も恐竜たちにとっては脅威であったことが分かります。
(C) 2001 UNIVERSAL STUDIOS and AMBLIN ENTERTAINMENT, INC.
とはいえ、吠えることもせずにそのまま綺麗に踵を返して立ち去るのは、なんか寂しいですよねww
これには訳があったらしく、それは、CGデザインがティラノサウルスのモデルを流用していたからです。その為、あまり映しすぎると「あれ、これティラノと一緒やん!」ってことがバレるので、一瞬にしたんですね。緊迫感…のためだと思うのですが、ちょっとこれもある意味拍子抜けするシーンでしたねw
水中から襲撃するスピノサウルス!最後は炎で…
そして、ようやくスピノサウルス最後の襲撃シーン。
今度は水中から現れます。
というのも、スピノの特徴といえば、背中に生えている半月上の背びれみたいなあれ。
ディメトロドンにあるようなあの物体が、一体なんのために使われていたのかは、まだはっきり分かっていないようですが、作中では水中で泳ぎやすいように使われているようです(そういう説も結構強い支持があるようです)。
そのスピノに襲われながらも、衛星電話でエリーにSOSを送るグラント博士。
この辺の手に汗握る攻防は、いかにもスピルバーグらしい作風を受け継いでいる気がします。電話に出た相手が子供で、ちょっとじれったく、しかしユーモアにも感じる娯楽的緊迫感の出し方は、『インディージョーンズ』とかにみられるお馴染みシーンですよね。
しかし、最後はオイルによって炎にまみれて、逃げていくスピノ…。
あれ、死んでないのか?という感じで、なんか最後に「やっつけたぞ!」感のカタルシスが弱いですが、あれで退治できたようですw
ラプトルが共鳴腔レプリカで逃げたのはなぜ?
そして、終盤で待ち構えているのは、やはりヴェロキラプトル。
群れでなにか会話しているシーンとか、やっぱり怖いですよね。
なに話してるのこいつら!?という感じで、これまたスピノたちとは異なる緊張感に包まれるんですよ。こうやってラプトルと巨大恐竜を順番にしていくのは緩急あってうまいつくりですよね。ビリーが盗んだ卵をかえし、そして、共鳴腔のレプリカで退散するラプトルたち。あのレプリカのおかげで人間たちをラプトルの仲間と勘違いしたのか、よく分かりませんが、卵をもらって行儀よく逃げていくラプトルたち…。
あれ、もう終わり!?
という感じですが、これで終わりですw
その後、エリーが呼んだアメリカ海兵隊により、一行は助かります。
そして、衝撃!なんとビリーが先に助かっているのです。
なぬ!?!?
エリーに電話し、おそらくその夫の国務省ダンナが軍隊をすぐに派遣したとしても、到着してさらにビリーを助けて戻ってくる時間あったのか?と少し思ってしまいますねw
ただ、ここはやっぱりいいやつだったビリーをしっかり助けたという後味良いエンディングという意味でOKでしょう。途中、グラント博士はビリーのことをサイトBをつくったやつだと一緒だって怒鳴っていましたが、エリック救出をみて、そうではないことを悔やんでいましたからね。仲直り出来て万々歳!というラストなわけですね!
ラスト、悠々と飛ぶプテラノドンの最後にはどんな意味があるのか?
そして、ラストは壮大なあのBGMと共に、隣にプテラノドンが滑空!
これは1作目のラストで、グラント博士が飛んでいる鳥を眺めながら飛行機で帰っているシーンがありますが、そこのオマージュでしょう。その時は「恐竜は鳥の先祖」「生態系をコントロールしてはいけない」みたいな目線を感じ取ることができましたが、今回はプテラノドンを見てにんまり。美しい情景や~
って、おい!!!
あんな狂暴な翼竜が脱走しているの放っておいて良いの?と思ってしまいます笑
なぜみんなリラックスしているのか、特にビリーなんかもうトラウマもののはずなのにw
博士たちは、生態系の恐ろしさを痛感して、彼の好き勝手にしてもらうほうが良いと判断したのでしょうか。鳥籠に閉じ込めておくことは、「神の真似事」と察したのでしょうか。
もしくは、「アメリカ本土来たって、軍隊でやっつけるぜ!」という気持ちで高ぶっているのでしょうか(そういう表情には見えませんがw)
とまぁ、そんな野暮なツッコミはせず、壮大で優雅なエンディング、これはこれで良い締め方ですね。ちょっと続編も匂わせる終わりですが、この後、しばらく続編発表の話はありませんでしたね。
その後、『ジュラシックワールド』が公開されるのは、2015年。
なんと14年もの月日が経った後なんですね、当時は感動した方も多かったことでしょう!
冒頭のボートはどうなったの?プテラノドンはいつ脱走した?
最後におまけ。冒頭でエリックとベンがパラセーリングを行っていますが、突如、そのボートの上にいた人間が霧の中で消えてしまいます。すべての発端はここでもあるのですが、一体どうして船員は消えてしまったのでしょう?
違法のパラセーリングを行っていたのは、エンリケ・カルドソという 「Dino-Soar」の会社オーナー。名前の時点でダイナソーとかけていて、すでに面白いですが、彼が突如消えた理由は明かされることがありませんでした。
こちらは、主に二つの説があるらしく、一つは、本作のメインモンスターであるスピノサウルスが水中で移動して襲ったという説。しかし、それならもう少し派手にやられていそうですし、咆哮とかも聞こえてきそうです。
もう一つの説の方が有力で、こちらも今回の目玉であるプテラノドン襲撃説です。プテラノドンは、実はDVDでいう表紙に影の形でさりげなく入っているくらい「今回の看板」でした。そのプテラノドンが霧の中で人間を捕獲し、そのまま飛び去って行ったのではないかというのです。
面白いことにエリックが捕獲されたときに、そばに人骨がありました。あれは、エリックをかっさらっていたときと同じように、親プテラノドンが子供たちに肉を与えるために、船員を巣まで持っていた証拠ではないでしょうか?船の帆には穴が開いていましたし、この説が有力。
と言いたいところなのですが、そもそも翼竜が逃げ出したタイミングがよく分からないですよね。あの鳥籠の中にいたところグラント博士たちによって出ることができたのか、それとも『ロストワールド』でラストおまけ出現したようにそもそも住み着いていたのか。住み着いていたとしたら、どうしてそれまで島を出なかったのか?というまた別の疑問が。
とまあ、それはおいておいて、次回作が楽しみ!
今年2022年の夏は、『ジュラシックワールド』3作目である『ジュラシック・ワールド/ドミニオン(原題)』が公開される予定です。楽しみですね!!!
その前に『ジュラシックワールド』シリーズも復習しないとですね!笑
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