95年公開の感染もの映画『アウトブレイク』のネタバレ感想で徹底考察・解説!
コロナの予言?エボラと関係!原作や実話はある?
感染経路を整理、どこで変異したのか?軍の細菌兵器や密売は社会問題?
実は別のラストもあった!今回もネタバレ徹底考察します!
いざ、SFの世界へ…!
アウトブレイク のネタバレ感想・考察・徹底解説 (Ryo)
本日は、感染ディザスタームービーの金字塔『アウトブレイク』についてネタバレ感想で徹底考察します。
こういったジャンルの映画をバイオハザード(微生物災害)ものと呼ぶらしいですが、どうしてもゲームや映画の『バイオハザード』が出てきてしまいますね笑
95年公開の映画『アウトブレイク』は、アフリカから持ち込まれた驚異的な殺傷力を持つウィルスが蔓延しアメリカがパニックに陥るという物語。昨今の新型コロナウイルスの影響で、15年前の映画にも関わらず最近再び注目を浴びているエピデミック映画となります。
それでは、本日も12項目で徹底考察!
- エボラ予言=映画アウトブレイク、コロナ予言=TVアウトブレイク?
- 実話?原作はある?小説『ホット・ゾーン』との関係は?
- スリリングの連続!猿から人へ、接触感染から空気感染へ。
- 主軸は「感染経路の把握・宿主捜索」。密売も社会問題?
- 怖すぎ!モターバ・ウィルスはどこで空気感染に変異した?
- 流れ作業の如く死ぬ、名もなき家族の母親のシーンの意味
- アメリカ軍の陰謀?細菌兵器と血清の隠ぺい
- マクリントック少将はどこで間違えたのか?
- We?のセリフから考える。フォード准将の心が動いた理由
- 本物の海兵隊も?!血清できるのは早すぎ?!ww
- ヘリVSヘリ=悪いのは人だから、現実なんとかしよう?
- 街に爆弾投下で終わりの脚本もあった!?w
エボラ予言=映画アウトブレイク、コロナ予言=TVアウトブレイク?
さて、現実世界でウィルスが猛威を振るっている今だからこそ、この映画は再鑑賞の価値がありますが、実は公開当時の1995年もとあるウィルスが流行していました。
それは、エボラ出血熱です。本映画の日本公開が95年の4月でしたが、ちょうどその時ザイールでのエボラ出血熱が流行、ニュースに取り上げられることが多くなっていたタイミングだったのです。ある意味で未来予知のようで、ある意味で不謹慎でもあるタイミングだったんですね。
一時「予言」とまで言われたという意味であれば、似た題名のパニック・スリラーシリーズである『アウトブレイク ―感染拡大―』は、新型コロナウイルスの蔓延のタイミングと重なりました。
こちらは、2020年1月から3月までの間、カナダで大ヒットしたテレビシリーズですが、奇しくも新型コロナウイルスが大流行する直前だったので、多くの方が驚いたはずです。ドラマの中では、「マスク着用」「ソーシャルディスタンス徹底」「クラスター感染」「マスクの転売問題」などが作中で扱われており、観ていて現実世界を予言した社会を想起させるものがあります。
その影響もあり、後にAmazon Primeで公開され、多くの方が観たのではないでしょうか。
話題がそれましたが、映画の方の『アウトブレイク』に戻します。
監督はウォルフガング・ペーターゼン。『ザ・シークレット・サービス』でも有名ですが、実はこの映画で出演する女優さんのレネ・ルッソは、『アウトブレイク』にも出演していることから監督のお気に入り?女優なのかもしれません。
主演は、名優ダスティン・ホフマン。『卒業』や『クレイマー、クレイマー』といった映画が有名なので、あまりこういったパニックものやSF映画というイメージはないかもしれませんね。余談ですが、こちらの配役、実はハリソン・フォードの起用を想定していたらしいですが、断られてしまったようです。確かに、ハリソン・フォードが演じていても違和感のないハリウッドストーリーだなと思いますw
他にも、やっぱりいつも良い役が決まるモーガン・フリーマンをはじめ、ケヴィン・スペイシー(ハリウッド追放されちゃったがw)やデイル・ダイなども出演しており、かなり豪華キャスト陣でつくられている映画です。
実話?原作はある?小説『ホット・ゾーン』との関係は?
製作費5000万ドルに対し、世界の興行収入は1.9億ドル!
かなり大成功だったといえます。
作風は、リアリティに追求したパニック・サスペンスでありながら、後半からアメリカ映画らしい展開が続出し、どちらかというと「ザ・ハリウッド映画」的な仕上がりになっており、かなり一般受けするジャンルだと思います。
似たような感染映画に『コンテイジョン』があり、こちらも観たことありますが、行政側に焦点を当ててもっと渋く現実味を出している点に違いがみられます。じっくり考えながら見たい人はそちらをお勧めしますが、「楽しみながら見たい!」と言う方は『アウトブレイク』があうでしょう。
明確な原作は存在しないようですが、モチーフになったのは、著者リチャード・プレストンによる大ベストセラー小説『ホット・ゾーン』です。科学的根拠に基づく解説書としての役割と、章を追うごとにスリリングな恐怖が展開する小説としての役割を兼ね備えた物語として有名です。
舞台がザイールである点、アメリカ陸軍感染症医学研究所(USAMRIID)の軍医大佐が登場する点など多少は似ているところもありますが、原作扱いではなく、あくまで原案という形でしょう。
小説版の方は、かなり実話に基づいていて、非常にリアリティがあります。
こちらはあくまで映画ですからね、結構適当なところも多いようです。
ちなみに、この『ホット・ゾーン』は、リドリー・スコット監督によってロバート・レッドフォードとジョディ・フォスターの共演で企画されたこともありましたが、結局実現ならず。代わりに、リドリー・スコットがプロデュースするテレビシリーズ制作で2019年に放映されました。
この手の映画は、ちょっと広義なところも含めれば、『バイオハザード』をはじめとするパニックもの・ゾンビものまで当てはまりますが、狭義の意味でいえば、沢山あるわけでもない気がします。以下が中でも著名なものでしょうか。
『復活の日』(80) →スペイン(イタリア)風邪
『感染列島』(09) →新型インフルエンザ
『コンテイジョン』(11) →MEV-1
スリリングの連続!猿から人へ、接触感染から空気感染へ。
この映画は、ハリウッド的な勧善懲悪やカタルシスを持ち合わせながら、冒頭からメッセージ性も強く詰め込まれていることがわかる映画です。
なんと初っ端から、アメリカ軍が味方の傭兵基地を爆破するのです。
理由は、謎の驚異的なウィルスを発見したので、それが蔓延するのを防ぐため。
そして、更に気になるのは患者の血液を採取してから爆破しているところ。
つまり、採血したものをなにかに利用しようという陰謀が見え隠れするのです。
この部分からだけでも、「更なる被害を防ぐために、多少の被害は厭わない」「強敵が現われたときの為に強いウィルスを採取しておく」という倫理的かつ軍事的なメッセージを感じる映画だということが分かります。
ちなみに、設定では1967年のザイールでのモターバ川流域であるとのことですが、エボラウィルスもザイール(現:コンゴ民主共和国)のエボラ川から名付けられています。
時代は戻って現在。
ロビー(レネ・ルッソ)と離婚したサム・ダニエルズ軍医大佐(ダスティン・ホフマン)は、突然現れた恐ろしきウィルスの感染を予期しますが、軍事的な意図を持つ上官からは担当を外れるように言われてしまう始末。
前半は、進んでいくにつれて「これどうやって解決するんだ?」という思いが強くなるほどスリリングです。対応は後手後手に回りますし、ウィルスも猿から人へ、そして接触感染から空気感染へ突然変異し、解決できそうな未来がまったくみえないくらいにハラハラします。
見ている方は、猿がウィルスを持っており危険だと分かっているので「危ないぞー!」って思いながらみるという、ホラー的要素満載です。途中、飛行機の中で子供がクッキーを触ろうとするシーンなど、「おい、さわるなぁー!!」といった感じで、かなりユニークなスリリング方法で釘付けです。
主軸は「感染経路の把握・宿主捜索」。密売も社会問題?
ダニエルズたちが調査した結果、どのような経路で感染爆発したのでしょうか?
そして、この映画の主軸は「ルートを把握し、宿主を見つける」ことにあります。
宿主を見つければ、このウィルスに感染しても大丈夫な血清がつくれるからです。
ここで宿主へのルートを整理してみます。
①アフリカから1匹のサルが韓国?の貨物船乗組員によりアメリカに密輸入
※韓国の国旗があっただけで猿を所持していた人間の国籍は不明
↓
②密売人のジンボが猿を受け取る
↓
③検疫所の係員はジンボから賄賂を受け取って、ジンボと猿を解放
↓
④ジンボは、田舎町シーダー・クリークのペットショップに売りつけようとするが、メスが欲しくなかった店長ルディは不要と発言
↓
⑤ジンボは、猿を森に放す
※しかし、ここまでの工程でジンボとルディは感染…
↓
⑥森に放された猿を、とある家族の少女が見つけてたまに会っている
↓
⑦ダニエルズたちが猿の写真を全国中継することで、少女の母親がテレビで確認、娘がよく会っている猿のことを連絡する
↓
⑧ダニエルズたちは猿を捕獲し、宿主ゲット!
…とここまで見て思いますが、ちょっとうまくいきすぎ感はありますねw
『2012』の主人公とまではいかないですが、ちょっとご都合主義を感じてしまうところもあります笑。ただ、医学的な見地からかなり丁寧にルートを模索していく描写はなかなか見ごたえがあります。というのも、主人公たちが「たまたま」助かりまくっているというご都合主義というより、ただ単にダニエルズとその相棒(キューバ・グッディング・Jr)がなんでもできすぎるというアメリカンヒーロー的なご都合主義だからですw
まぁ、映画は「うまくいった人を主人公としただけの物語」ですからね、あまりツッコむのも野暮ですねw
ちなみに、猿が感染源というのは、なかなか面白いですよね。『コンテイジョン』ではコウモリでしたし、新型コロナウイルスもその辺じゃないかって言われています。豚や鳥のインフルエンザはありましたが、ここで猿を持ってくるのはなんだか絵的にも面白いですし、斬新なアイデアで良かったなと思いました。しかもかわいいだけに油断するというのもポイント。
また、さりげなく密売という社会問題もテーマにしているのが良いなと思いました。ついついウィルスのパニックに目がいきがちですが、動物を大事に扱わずにお金だけの為に変なルートで売買するからこそ、今回の一件は起きてしまったのです。ある意味では、こういった犯罪さえなければリアルで起きることはないという希望にもなるのですが。
怖すぎ!モターバ・ウィルスはどこで空気感染に変異した?
このウィルスは「モターバ・ウィルス」と名付けられました。とにかく恐ろしいのが、100%死亡するという致死率の高さ。しかも、ほぼ数日以内で出血が始まり、臓器が融解ししていくというのです。
むごすぎるぅ!!!!!!!!
殺傷能力だけではありません。拡大するスピードも怖すぎです。
この映画をより際立たせるプロットの一つでもあるのが「空気感染」です。
どこで突然変異したのか?
という点は、映画版では詳細に描かれていませんが、小説版では明記があります。
それは、ジンボーとその恋人の治療を行っていた血液検査技師ヘンリーが不注意で血を浴びてしまったシーン。彼はその後、映画館に行って咳をするのですが、実はヘンリーは喘息もちという設定でそんな彼の遺伝子的影響を受けて変異していたというのです。
※映画館にいった人がそもそも医師だったかどうかもわかりづらいですよねww
これにより、
・アフリカン・モターバ(原株) = 接触感染のみ
・ヤンキー・モターバ = 空気感染もする
という進化を遂げていたのです。
ナルホド…!!
こうして変異種が現れてはそのワクチンを模索する、みたいな流れは、なんだかいまの社会情勢を映しているようにもみえますよね。
流れ作業の如く死ぬ、名もなき家族の母親のシーンの意味
この感染力の恐ろしさを示したとあるシーンの一つに、名もなき家族の女性があります。
娘二人と夫は、母親に触ることすらできずに、軍に連れられてしまい、そのまま逼迫した医療体制下の病院で数日たった後死亡し、袋に詰め込まれて倉庫まるごと焼却されてしまうのです。
この女性は612番だったのですが、途中、ケイシーが検査している時に、610番から順番に見ているシーンがあります。「どれも陽性じゃないか」と呟いているので、612番に来てもしかしたら陽性じゃない人もいるぞ!的な展開になるのかなと希望。しかし、そんな光も一瞬で閉ざされ、彼女も陽性であることが分かります。かなりさらっと。
なんだか助かりそうな思わせ展開でありながら、結局すぐに死に、流れ作業のごとく焼かれてしまう女性。このシーンはストーリー的に無くても成立するのですが、一般市民目線を加えることによってよりモターバ・ウィルス(エボラ・ウィルス)の恐怖が増すというアクセントになっています。残酷さを示すなかなかに良い味を出すシーンです。
アメリカ軍の陰謀?細菌兵器と血清の隠ぺい
さて、この映画は「宿主どこだ~?」という捜索パートともう一つ、大きな主軸があります。
それは、「アメリカ軍の陰謀」です。
アメリカでは、感染症医学研究所というのは、アメリカ陸軍に所属しています。
つまり、軍の意志決定により動く組織なわけです。
冒頭でもあったように、軍は細菌兵器としての利用を考えてアフリカン・モターバを所持し、さらにその治療用血清でもあるE-1101も持っています。
この細菌兵器の野望に絡んでいたのが、軍上層部のドナルド・マクリントック少将(ドナルド・サザーランド)とダニエルズの上官ビリー・フォード准将(モーガン・フリーマン)です。マクリントック少将は、銀髪で冷たそうな顔つき。明らかに悪役感満載なのですが笑、フォード准将はどこか自信の正義と軍の規律の間で揺らいでいます。
マクリントック少将は、任されたプロジェクトを忠実に達成する軍人としては優秀でした。陸軍としては、アフリカで傭兵部隊を空爆で一掃した事実や細菌兵器を開発している事も知られたくないので、今回の一件も隠ぺいしようという動きにでます。そこで、当初感染者がちょっと出るかもという段階では、早急に対応する必要はないだろうと考え、血清も隠し続けています。更に、感染者が出ているシーダー・クリークを強制的に隔離し、その街ごと爆破しようと考えたのです。
マクリントック少将はどこで間違えたのか?
彼の判断ミスは、大統領への相談でした。
マクリントックは、細菌兵器のことも踏まえて大統領に相談していたのでしょうか?映画から考察するに、細菌兵器もその血清もアメリカ陸軍としての極秘計画であり、大統領は把握していなかったと思われます。
この事実を陸軍として保持していたのはしょうがないとして、あの時点で相談すべきか否かはマクリントックの選択次第でしたからね。彼が軍人としては優秀でも判断ミスをしたのは、その点なのではないでしょうか。
その事実を知らないまま、大統領の耳に入ったのは、シーダー・クリークまるごとの爆発の承認申請。なぜならこのスピードでウィルスが蔓延するとアメリカ全土に広がりアメリカが数日以内に滅ぶからです。
それを危惧した大統領は、空爆の許可を下します。
このパートで現われる大統領補佐官、彼の演説がなにげに結構いいんですよw
重役を前にして情熱的なスピーチをしますが、非常に胸に刺さるスポークスマンですw
彼は、あとでマスコミからバッシングを受けること、医療関係者から「爆撃以外にも手はあった」とは言わせない事実があること、街の患者たちの写真を投げて「心に刻め!」と叫ぶこと、アメリカの憲法には書かれていない自国民殺害を行うことなどをとにかく強く話しかけます。
なかなかに良いシーンのひとつですよね。
※彼の見せ場はこの数分のみですw
We?のセリフから考える。フォード准将の心が動いた理由
また、モーガン・フリーマン演じるフォード准将は、軍の命令で動く上官マクリントックと正義の信念で動くダニエルズの間で揺れており、これが非常に良い味になっています。最初は「私にも上官がいる」と言っており、どちらかというとマクリントック側なんですよ。まるで『スターウォーズⅥ』でダースベイダーがエンペラーを裏切る時の如く、徐々に心が動いてく情景が非常に良いストーリーになっています。
彼の心が動いたのはなぜでしょうか?
それは、彼が「軍人」よりも「人間」としての行動を選択したからでしょう。
映画中盤で、フォード(ビリーと呼ばれている)がダニエルズに対して「We?」と数回返すシーンがあります。ダニエルズのいった「We」に自分は入っていないという意味です。これはつまり、フォードはダニエルズと同じ意見ではないぞ、という意味をたった2文字で表すシーンだったのです。この時のフォードは軍人魂です。
マクリントックが一掃作戦を決めた際は、フォードは「アメリカ国民を守るためであれば、2,000人の命は…」という考えで妥協していました。敵がいるとき時は殺人が必要になることもある、そして後世の歴史家はそれをうまく捉えてくれる、みたいな会話シーンもありましたよね。
面白いのは、ここでは揺れ動いただけのフォードでしたが、マクリントックがただ単に細菌兵器の隠ぺいのためだけにこの爆発をしようとしたことをきっかけに、ダニエルズ側に傾くのです。
血清ができたのに、それすらも爆発して、事実をなかったことにしようとする。
こんなことにも忠実に従うことは、フォードの考える「軍人」ではなかったのです。
人々や国を守るはずの軍人が、ただ「隠ぺい」のために人々を殺すのですから。
本物の海兵隊も?!血清できるのは早すぎ?!ww
さて、そんなフォードを押し切ってマクリントックは、燃料気化爆弾を落とすように爆撃機を差し向けますが、ここでダニエルズが説得。君たちは殺人者になるのだぞ、と。
フォードも、ここで落としたら規則違反になることを暗にいうという機転を利かせます。
そして、最終的に爆撃機の操縦士たちは、乱気流の影響で爆弾は海へ飛んでしまったことにして、無事に街は守られたのでした。最後落とされたのをみて一瞬
えぇ!!?
ってなりますが、この最後までハラハラさせるところはアメリカ映画らしいですねw
ちなみに、この後、マクリントックに拳銃を向けて逮捕するブリッグス大佐ですが、彼を演じるのはデイル・ダイ。デイル・ダイは、実際にアメリカ海兵隊員としてベトナムで戦った経験がある俳優さんで、こういった戦争映画などを主にちょくちょく脇役で出演しているからです。それにしても本物の軍人だったことを考えると、余計に緊迫感がありますよね。
この後、ロビーに血清を打って、快方に向かって仲直りをする二人。
離婚した夫婦が元さやにおさまるというとてもありがちな展開ですが、この王道ストーリーがまぁいいんですよね。
ちょっと血清できるの早すぎるやろ!っていう評価多いですがww
ヘリVSヘリ=悪いのは人だから、現実なんとかしよう?
ちなみに他にレビューで多かったのが、ダニエルズたちが乗っているヘリの燃費が良すぎることw
たしかにずっとあのヘリ乗り回していますもんねw
そして後半ではマクリントックと戦う、ヘリVSヘリのシーンがありますw
もはや細菌ディザスター映画とは思えないシーンwww
これはいかにも「細菌パニックだけじゃインパクト足りないから、アクション要素付け足そう!」と言った感じですよね。まぁ、確かにウィルスパニックだけでは、ちょっと地味というか痛々しいシーンしかないですからね、こういった迫力あるシーンで終盤の緊迫感を高めたかったのでしょう。
ちょっと陸軍の上官が実際にヘリに乗ってダニエルズを撃墜させようとするのは、やりすぎ感がありますがwww
ただし、ある意味で、僕はこのシーンがあってよかったのかなともおもいます。
なぜなら、ウィルスの猛威だけではちょっとリアリティがありすぎて、後味が悪いからです。
・え、本当にこういう病気出たらどうしよう。。。
・こういうのが現実に起きない可能性って0じゃないよね。。。
といったような気持ちの悪い気分で映画館をあとにしてしまいます。
それよりも、
・なんだ、結局人の方が悪いじゃん。
・軍、いや、大統領をしっかり選べばこういうこと起きないよね。
といった感想になるので、不可抗力感がすこし減りますよね。
こういったアメリカンな狙いもあるのではないかな、と思います。
※日本ではあまりこういう映画ないですよねw
街に爆弾投下で終わりの脚本もあった!?w
後味悪い、という意味では、撮影当初は街に爆弾が落とされて終わりだったそうですw
ひぃいい、ひどすぎる!!!ww
しかし、やっぱり胸糞悪くなりますからね、ここでフォード准将のお出まし、というわけです。まぁ、そういうエンドも嫌いじゃないですが、一般受けする映画であればハッピーエンドの方がいいですからね。
ということで、今回は映画『アウトブレイク』についての考察でした。
ここまで殺傷能力の高いウィルスが蔓延していないことは、不幸中の幸いかもしれません。
映画『宇宙戦争』と似たテーマですが、人間にとっての脅威は恐竜でも宇宙人でもなく、ウィルスなのでしょう。ウィルスほど目に見えないレベルで人を滅ぼす存在はありませんからね。SF映画としては絵的にいまいちなので、あまり好まれませんがw
それではまた!!
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