2022年新作登場!2015年のSF恐竜映画『ジュラシック・ワールド』のネタバレ感想で徹底考察・解説!
かわいいブルーたちラプトル、実は裏切っていない!
オマージュ多数!Tレックスは1作目の個体!最後のモササウルスは大きすぎ?w
登場人物の設定も含め徹底解説!
いざ、SFの世界へ…!
ジュラシック・ワールド のネタバレ感想・考察・徹底解説 (Ryo)
本日は、2015年公開のSFアクション映画『ジュラシック・ワールド』についてネタバレ徹底考察します!
『ジュラシック・パーク』シリーズの第4作、『ジュラシック・ワールド』三部作の第1作目に当たりますね。前作からは14年ぶりですね!
2022年7月には最新作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』も公開されるので、これを機に一挙復習です!!
▶ジュラシック・パークシリーズの総復習はこちらから!
本日も18項目で考察!!!
- ジュラシック・ワールドシリーズを手掛けるトレヴォロウ監督!
- 興収ランキング7位保持!お蔵入りになった”4″の原案とは?
- マスラニ社とテーマパーク、実は裏設定が面白い!
- マスラニ社長、ジョン・ハモンドとの共通点がある!?
- クレアの白い服はどんな意味が?監督が実は出演している?!
- え、どこ?実はマルコム博士の本が2回も登場している!
- 元軍人という初の主人公設定!1作目のマルドゥーンと同じ服?
- ホスキンス、実はⅢで脱走したプテラノドンを掃討していた!
- 警備員気づけ!狡猾なるインドミナス・レックスの罠…
- 日本人ハマダ登場!カルノタウルスの擬態が原案?
- シリーズ初の死亡女性のザラ。プテラノドンは歯が消えた!?
- トップスを腰に巻く行為はエリー・サトラ―博士を想起?!
- 旧パークのビジターセンターには何個オマージュあるの!?
- 誤解多数!実はラプトル4姉妹は裏切っていなかった!!
- Easy, boy…全員メスという1作目の設定がここで生きる!
- 1作目でネドリー殺したディロフォサウルス登場していた!
- 夢のタッグ!第1作目登場のティラノと同じ証拠があった!
- デカすぎ問題?最後持っていくのはモササウルス!
ジュラシック・ワールドシリーズを手掛けるトレヴォロウ監督!
監督はコリン・トレヴォロウ。最新作の『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』では監督と共同脚本も担当されています。『ジュラシック・ワールド/炎の王国』にも共同脚本で参画していますね。
ちなみに、コリン・トレヴォロウは『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で監督を務める予定もあったと言われています。また、スティーブン・スピルバーグ監督が手がけた前作に敬意を払っており、今作もいたるところにそのオマージュがみられます。ファンは嬉しいやつですね!
主演は、クリス・プラット。MCU作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で主演を務めて人気になり、SF映画でいえば『パッセンジャー』やアマゾン限定公開の『トゥモローウォー』が有名でしょうか。
その他、ブライス・ダラス・ハワード、ヴィンセント・ドノフリオ、タイ・シンプキンス、ニック・ロビンソンらが出演。
ちなみに、1作目にヘンリー・ウー博士役で登場したB・D・ウォンが、なんと22年ぶりに同じ役で登場しています!これだけのビックタイトルのシリーズ作品で、前作から引き続き登場したのは彼だけという、なんとも偉大なるポジションをゲットしてる…が影が薄いキャラw
興収ランキング7位保持!お蔵入りになった”4″の原案とは?
『ジュラシック・パーク4』の製作予定は結構以前から話題になっていました。しかし、浮上してはキャンセルで、結局形にならず。
ちなみに、お蔵入りになった4作目の設定では、恐竜と人間の遺伝子をかけ合わせた兵士(兵器?)が出てくるのですが、トレヴォロウ監督は、そのアイデアを拝借しているようですね。本作では、遺伝子組み換えによる、新種の恐竜インドミナス・レックスが登場しています。
ティラノサウルスやヴェロキラプトル、スピノサウルスで観客を楽しませてきたシリーズものですが、同じ路線走ったら飽きられるだろうなと思っていました。そこで、今回は遺伝子組み換えというバイオテクノロジーを利用して、映画に新しい恐竜をもたらしたのです。新しい挑戦でありながら、『ジュラシックパーク』シリーズが問うてきたバイオテクノロジーや自然倫理の話をうまく持ち出していて、とてもよいチャレンジだなと思いました。
出典:ジュラシック・ワールド : 作品情報 – 映画.com
22年ぶりに世間に躍り出た新作ということもあり、2015年には国内年間興行収入第1位に輝いています。日本では興行収入が95億円。オープニング週末3日間の興行成績が、全世界合計でおよそ630億円で、結果1,600億円という驚異的すぎる数字です!やばすぎる!!
ちなみに、2022年4月1日時点のデータでも、『ジュラシック・ワールド』は興行収入ランキング第7位という高ランクを保持しています。その揺るぎない数字からも人気絶頂ぶりが分かりますね。
いまや『ジュラシックパーク』『ジュラシックワールド』と聞いて、なにそれっていう人はほとんどいないのではないでしょうか。
マスラニ社とテーマパーク、実は裏設定が面白い!
今作はイスラ・ヌブラル島で起こった「ジュラシック・パーク」の惨劇から22年後の設定です。実はジュラシックシリーズは、現実世界の時の流れと劇中での時間の流れが同じなので、ここは非常に分かりやすい。こんな大作のシリーズもので「現実世界と同じ時間の設定」という映画なんて稀では。(SFの観すぎかww
イスラ・ヌブラル島は1作目ぶりの登場。
2・3作目の舞台は、恐竜繁殖・研究用の別島イスラ・ソルナ島(サイトB)でしたからね。
MCA/UniversalPictures/Photofest/MediaVastJapan
また、前作から大きく変わったのは、島を保有している会社ですね。
以前はハモンドが経営するインジェン社でしたが、インジェン社はマスラニ・グローバル社(マスラニ社)に買収されています。ですのでその社長のサイモン・マスラニ社長が島を保有しています。
ちなみに、このマスラニ社について、色々と設定があるようです。
まず、『ロストワールド/ジュラシックパーク』の後、アメリカ下院でジーンガード法という法案が可決されました。これにより、「恐竜の保護と他の種の恐竜のクローニングと消滅」が法律で禁止されたのです。
しかし、マスラニ社の遺伝子学者がサイトBで極秘にクローニング技術を利用して新しい恐竜をつくっているとされ、問題視されます。
そこで、マスラニは「イスラ・ヌブラル島に新しい恐竜のテーマパークつくってあげるから許して」と提案、2003年にジーンガード法が廃止されたという設定なのです。
マスラニもジョン・ハモンドが夢見た恐竜のテーマパークをつくりたいと考えていたので、早速イスラ・ヌブラル島に新たに建設されます。それが、毎日2万人の旅行者が訪れるという「ジュラシック・ワールド」なのです。
こうしてみると、結構面白い歴史背景ですよね。なんか現実でもありそうなw
出典:ジュラシック・ワールド : 作品情報 – 映画.com
マスラニ社長、ジョン・ハモンドとの共通点がある!?
社長のサイモン・マスラニは、インド系の金持ち。実は、父サンジェイ・マスラニはジョン・ハモンドの親友らしいですよ。
また、ジョン・ハモンドをかなりリスペクトしていることが伺えます。
それは、ハモンドと同じような言葉が出ることがあることから分かります。
例えば、ヘリコプターの中では、「Spare no expense (費用を惜しまない)」と言っていますが、これはジョン・ハモンドもよく言っていた言葉。恐竜のテーマパークをつくりたい金持ち(笑)という共通点から似てしまったのでしょうか。
出典:ジュラシック・ワールド : 作品情報 – 映画.com
他にも、施設の安全性についてクレアが回答したときに「それはハモンドもしたよ」などと、彼の実績をよく把握しているように見受けられます。自ら現場に行きたがるところも似ていますよね。
そんなパークの運営責任者はクレア・ディアリング(ブライス・ダラス・ハワード)。管理責任者で忙しいことから、遊びに来た甥のザック(ニック・ロビンソン)とグレイ(タイ・シンプキンス)をアシスタントのザラに世話を任せてしまいます。
クレアの白い服はどんな意味が?監督が実は出演している?!
クレアはよく、服装が明らかに場違いであったり、ハイヒールはいてTレックスから逃げていることをレビューで批判されていますが、実はあの白い色には意味があるようです。
それは、1作目でリチャード・アッテンボローが演じたジョン・ハモンドも白い服装だったからですね。また、おじいちゃんとおばさんという違いはあれど、親戚が管理するテーマパークに遊びに行って恐竜に襲われてしまうという流れは『ジュラシックパーク』1作目とそっくりですよね。
ジョン・ハモンドといえば、子供たちが遊びに来たビジターセンターには、創設者ジョン・ハモンドの銅像があります。また、施設内のモニターに表示されているキャラクターは1作目で登場した「Mr. DNA」ですね。そして、この声、実は監督がカメオ出演として担当しています!笑
他にも、恐竜の化石の発掘体験のシーンも1作目で登場する本物の発掘現場とそっくりな構造になっています。
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え、どこ?実はマルコム博士の本が2回も登場している!
甥はグレイ・ミッチェルとザック・ミッチェル。
弟のグレイは、恐竜についてとにかく詳しい。なのでパークに訪れたときの興奮している様子が無邪気で良いですよね。その反面、両親が離婚しようとしていることに気付いていたり繊細な一面もあります。ってか、両親、離婚しようとしていたんか、全然わからんかったなw
兄のザックは高校生で思春期のせいもあるのか、なんかずっといじけていますw
パークに来ても面倒くさそうで、いすもスマホ触ったり音楽聞いたりしています。よくいる今どきの反抗期の若者って感じですw ただ、いざというときは弟を守ったりと頼もしい兄でもあります。
ちなみにジュラシックシリーズは、登場する子供の両親がすべて離婚しているという悲劇の真実w
1作目のティムとレックス、2作目のマルコムの娘、3作目のカービー夫妻の息子。確かにそうだ。。。しかし最後はそんな2人が仲良くなるというスピルバーグ流のストーリーってわけですね。
あと、2人が訪れるときに登場する「JURASSIC WORLD」のゲート。これも言わずもがな、1作目のジュラシック・パークのゲートをイメージしていますよね。デザインがそっくりです。
他にもオマージュはあります。例えば、コントロールルームにいるロウリー・クルーザースが来ているTシャツには「ジュラシック・パーク」のロゴが。eBayで購入したらしいですw
出典:ジュラシック・ワールド : 作品情報 – 映画.com
また、さりげなくマルコム博士の著作が出ているのに気づきましたか?
ロウリーが読んでいる本、イアン・マルコム博士の著作「God Creates Dinosaurs」なんです。ちなみに、クレアの秘書ザラも、モノレールの中でこの本を読んでいるという細かい設定がスゴイですw
『ジュラシック・パーク3』でも名前だけ登場したマルコム博士。。。
ある意味、全作登場しているのである。。。
元軍人という初の主人公設定!1作目のマルドゥーンと同じ服?
本作の目玉であるハイブリッド恐竜「インドミナス・レックス」。
クレアは、サイモン・マスラニよりヴェロキラプトルの調教師であるオーウェン・グレイディに評価させるように指示。
オーウェンは、元海軍の軍人あがり。今までのシリーズ作品では研究者や学者が主人公であるのに対し、今作は元軍人。この時点で以前よりややアクションよりなことが予感できますねw
冒頭からラプトルが人間を襲おうとするので、恒例のシーンかと思えば、実は今回は味方側。この発想もなかなか良かったと思います。前三部作では常に敵だったシリーズ皆勤賞のラプトルが、今回は手なずけられているわけです。
やっぱりラプトルは攻撃してくれなきゃ!と思う反面、
こういった新しいアイデアでジュラシックシリーズを盛り上げてくれるのも嬉しいと思います。特にラプトルが首を傾げたりするような仕草はとてもかわいらしいところがあります。ある意味で、新鮮で革命的な映像ですよね。
クレアはオーウェンに会いますが、ん?初デートでお互い嫌になったといいつつ、元々は恋人関係?にあったとか。うむ?どこまでが真実の設定なのかよくわからんが。。。
軍人なので、第1作目でいうと、哀れにもヴェロキラプトルに食われてしまった恐竜監視員ロバート・マルドゥーンのポジションを引き継いでいるといえます。実際、オーウェンはマルドゥーンと同じ型のジャケットを着用しています。
出典:ジュラシック・ワールド : 作品情報 – 映画.com
ホスキンス、実はⅢで脱走したプテラノドンを掃討していた!
彼は、クレアからの相談に対し、インドミナスは狂暴化する可能性があると指摘します。
そんなオーウェンの後ろに登場しているのが、インジェン社の警備部門長であるヴィック・ホスキンス( ヴィンセント・ドノフリオ)。最初こいつちょいキャラくらいだと思っていたので、真の悪役とはまったく思っておらず、いろいろ驚きましたねw
クレアが恐竜を「商品」と捕えているところ、ホスキンスは恐竜を「生体兵器」と捉えています。なので、オーウェンに兵器利用を提案しているわけです。
そして、ホスキンスにも色々設定があります。
出典:ジュラシック・ワールド : 作品情報 – 映画.com
『ジュラシック・パークIII』のエンディングで、プテラノドンが上空を飛んでいましたよね?実はあの3羽の掃討を手伝ったのが彼だったのです。その為、「ジュラシック・ワールド」建設工事中の労働者の安全の為マスラニに雇われた、という経緯なのです。
うおおぁあ、あのプテラノドンがそんな布石として活躍しただなんて。。。!!
なかなか凝っている設定ではないか!
ちなみにホスキンスは『ロストワールド』に登場する、ハモンドの甥で悪役のピーター・ルドローに似ています。どちらも「(私たちが甦らせた)恐竜に生存権などない」というような発言をしています。ルドローは金儲けの為でしたが、恐竜を本当になめ腐っているという点では共通していますw
警備員気づけ!狡猾なるインドミナス・レックスの罠…
その後、クレアがオーウェンを「インドミナス・レックス」がいる施設に案内しますが、肝心の恐竜が見当たらない。。。
しかし、これはすべてインドミナスの罠でした。
わざと壁にひっかき傷をつくり、自分が逃げたように偽装。
そして、生体反応を消すことで、待ち伏せしていたのです。
そうとは知らずに入った職員が二人が食べられてしまい、オーウェンもなんとか脱出したところ、その出口からインドミナスが出てきてしまいます。あらら。。。
※っていうか、あんな高い壁にひっかき傷つくっていたら、さすがに警備員たち気付きそうだが!?!?w
ちなみに職員の一人がインドミナスに食われる時に、隠れていた車をはぎとられるシーンがありますが、1作目でトイレに隠れていて壁が一瞬で消えてしまったジェナーロ弁護士のシーンと似ているものがあると思ったのは自分だけでしょうかw
やられないように、オーウェンは車のガソリンを自分にかけて匂いをごまかします。
なんとか生き延びたオーウェンですが、バリー・センベーヌ(オマール・シー)からは、上層部たちが「何も学んでいない」と一蹴。いや、ほんとそのとおりですよw
何回こういうことしたら気が済むんだ君たちwww
出典:ジュラシック・ワールド : 作品情報 – 映画.com
日本人ハマダ登場!カルノタウルスの擬態が原案?
インドミナスが脱走したので早く旅行客を脱出させればいいのに、客に見つかる前に捕獲すればよいという判断の上層部。「2,600万ドルするんだぞ!」とオーウェンに逆切れするマスラニはともかく、クレアも大事な「製品」を失いたくないとばかりに客に秘密のまま捕獲作戦へ。
さりげなくタカシ・ハマダとかいう日本人の軍人も登場していました(笑)が、インドミナスの「追跡装置をはぎ取って騙し打ち」「カモフラージュ技術で不意打ち」という狡猾な罠にはまってしまい、捕獲部隊は全滅。
出典:ジュラシック・ワールド : 作品情報 – 映画.com
これは、たしか『ロストワールド/ジュラシックパーク』の原作でカルノタウルスという擬態を行う恐竜のことが描かれていたので、それを参考にしたのかもしれませんね。
さすがのマスラニ社長もあんな能力があるとは知らずに憤慨。
ウー博士のもとへ質問しにいくと、なんと博士は社長の「もっと怖いのがみたい」という要望に応じて、カエルやイルカの遺伝子を配合していたのです。
これによって、マスラニ社長は自分の考えを改めます。
出典:ジュラシック・ワールド : 作品情報 – 映画.com
この映画の許容ポイントはマスラニもクレアもちゃんと改心するところですよね。
サラはじめ(笑)、ジュラシックパークシリーズに登場する人物の中には、本当に終始あほな人が多いことありますが、今回はちゃんと自分が悪かったと思いなおす人が多くて安心しましたw
とはいえ、さすがに社長がヘリ操縦して翼竜園に突っ込んでしまうのはどうかと思いましたがw
シリーズ初の死亡女性のザラ。プテラノドンは歯が消えた!?
ヘリ衝突のおかげでプテラノドンやディモルフォドンなどが次々と外へ…。
ヘリコプターの墜落シーンとかもはやアクション映画なみのクオリティ!!
そして、なにげにびっくりしたのが、脱走したプテラノドンによって、秘書ザラが痛みつけられたあげく、モササウルスに食べられるというむごすぎる展開!!!
結構無害な人だったのにあっさり殺されて、これはちょっと意外でしたw
ちなみに、ジュラシックシリーズで初めて、「名前が付けられた女性キャラクター」が死亡したシーンらしいです。たしかに、本来死ぬべきサラとかカービー妻とか殺されずにいたもんな。。。w
※食べられるときの撮影、ザラを演じたケイティ自身がスタントを担当したらしいですよ。
また、プテラノドンは『ジュラシックパークⅢ』で登場した際に、本来歯がなかったといわれるプテラノドンに歯が生えていたことから、問題視されたことがありました。今回のプテラノドンはそんな指摘を受け入れたのか、歯がないプテラノドンになっており、大きな鳥を連想させるような恐竜になっていますね。
(C) 2001 UNIVERSAL STUDIOS and AMBLIN ENTERTAINMENT, INC.
トップスを腰に巻く行為はエリー・サトラ―博士を想起?!
そんな折、「ジャイロスフィア」と呼ばれる操縦式のカプセルでアトラクションを満喫するザックとグレイ。ってか、あのジャイロスフィア、めちゃ楽しそうやん。乗ってみたい!!!!w
兄の方が、時間の警告来ても「まだ大丈夫さ!」と言ったり、立ち入り禁止エリアの「オフロード(off-road)いこうぜ!」と調子こいたり、ここに来て生意気キャラ発揮。親や秘書のもとをはなれて自由になった息子、という感じでしょうか。
出典:ジュラシック・ワールド : 作品情報 – 映画.com
しかし、そこでインドミナスの襲撃を受けます!
恐竜がこちらをのぞき込んだり、ガラスが破られたり、どこかで見覚えあるなぁと思ったら、これ、1作目でティムとレックスが車で襲われた時と同じですよね!
兄さんのリードもあり、滝に身を投げてなんとか助かる二人…
あとでクレアとオーウェンが彼らを探しにきますが、インドミナスに殺害されたアパトサウルスを見て、クレアは自分が恐竜を商売品としか見ていなかったことに気づきます。マスラニといい、クレアといい、ちゃんと彼らの変化ストーリーがあるのはグッドポイントですね。
ちなみに、このあと滝つぼ近くで、クレアが自分の服を腰に巻いてオーウェンが「何の真似だ?」と問うシーンがあります。一見、クレアが「自分も動く気満々っすよ!」という意思を表明しているのかと思うのですが、実は、1作目のエリー・サトラー博士も同じようにトップスを腰のあたりで結んで行動していました。
1作目を見ている人からすると「エリーみたいにガンガン行動してくれるのか!」という意味まで分かる、なんともファンサービスあふれるシーンなわけですね。
旧パークのビジターセンターには何個オマージュあるの!?
ファンサービスといえば、本映画で一番のポイントはザックとグレイが訪れる旧ジュラシック・パークのビジターセンターでしょう。
・ビジターセンターにかかっていた垂れ幕⇒松明として利用
・恐竜(ティラノサウルスとアラモサウルス)の骨格⇒松明の棒として利用
・暗視ゴーグル⇒グレイがいじっている
・ジープの番号「029」⇒1作目でハモンドとジェナーロが乗っていたジープ
それにしても、ザック、あんな短時間で廃車同然の車を運転できるようにするなんて大したもんだなw ジュラシックシリーズに登場する一番のメカオタクなのかもしれない…
ザラが死んだことをあまり悲しむ様子もなく、翼竜が飛び交う中、合流するオーウェン、クレア、ザック、グレイ。ここにきてスピルバーグが大好きな「疑似家族」が完成しますね。ジュラシックシリーズ以外でもそうなのですが、「普通の家族」がなにか事件に巻き込まれる、というより、一見家族にみえるような「疑似家族」が主役として行動した結果、家族のようになるというストーリーが多いんですよね。これは続編の『ジュラシック・ワールド/炎の王国』も同様です。
出典:ジュラシック・ワールド : 作品情報 – 映画.com
誤解多数!実はラプトル4姉妹は裏切っていなかった!!
一方、マスラニが死亡したことでパークの指揮権を牛耳ったホスキンス。
インジェン社の部隊を引きつれてコントロール・ルームを制圧してしまいます。
そして、ホスキンスは調教されているラプトルを兵器としてインドミナスを襲撃する作戦を提案し、オーウェンも不本意ながらこれに従うことになります。
(オーウェン、ちゃんと従うのかよ!ってちょっと初見はびっくりしましたがw
ここで、あの有名なシーン!
オーウェンがバイクに乗って走っている隣を、ラプトルが伴走するのです。
現代技術にも劣らないラプトルと共に走っている光景はなんだかぐっとくるものがあります。
しかし、なんとインドミナスはラプトルの遺伝子も持っている!!
※ウー博士どんだけ混ぜてんねねええええんww
ということで、この後、よく誤解されるのですが、
ラプトルたち4姉妹は寝返ったわけではありません。裏切っていないのです!
インドミナスと会話して困惑したラプトルたちが、オーウェンの意思を確認しようと振り返ったのですが、それを危機と察した追跡部隊が勝手に発砲したからなのです。
争いになり、4頭のラプトルの内、チャーリーはロケットランチャーでやられて死亡。。。
取り乱したデルタとエコーが、クレアと兄弟が乗るトラックを追走!
ここで、サイドミラーにラプトルが映りますが、これも『ジュラシック・パーク』のオマージュですよね。『トイ・ストーリー』でも登場したオマージュシーンとして有名です。
Easy, boy…全員メスという1作目の設定がここで生きる!
オーウェンも無事合流し、一行がなんとかインジェン社の遺伝子研究所に到着したころには、すでにもぬけの殻。ウー博士をはじめとする研究員たちは先に脱出していたのです。
そして残っていたのが、、、ホスキンス!!
おまえかあああああw
ホスキンスは軍事目的で、ウー博士と共謀しインドミナスをつくりあげたのです。
マスラニが諸悪の根源だとおもったら、実はそうではなかった。。
ってか、悪そうなやつ多すぎw
結局ウー博士もなんか怖い研究員になっちゃったしw
しかし、そんなホスキンスには罰が下り、デルタが食い掛かります。
ここで、彼はオーウェンの真似をして「Easy, boy」と何度も語り掛けていますが、実はラプトルは全員メスです。それすら知らないホスキンスに対して、ラプトルは怒ったのかもしれません。
ちなみに、パーク内で飼育されている恐竜たちがすべてメス、というのは、1作目でウー博士が述べています。ヌブラル島は、繁殖を抑制するために敢えてメスだけにしているというのが、ここにきて引き継がれていることが分かるのです!うひょー!
ってか、ウー博士、それくらいのことホスキンスに教えてやれYOOOOOO
1作目でマルドゥーンがラプトルに対して最後放った言葉「Clever girl…」も後々有名なフレーズになりましたね。
出典:ジュラシック・ワールド : 作品情報 – 映画.com
1作目でネドリー殺したディロフォサウルス登場していた!
いよいよ物語は終盤。
ラプトルに襲われながら施設の中を這いまわる四人。
出口から出るときに、エリマキ恐竜ディロフォサウルス(1作目でネドリー殺したやつですw)のホログラムが現れて、ラプトルが困惑しているシーンとか、非常に今どきのトラップで感激しました。かつてのジュラシックシリーズでは鏡に反射して困惑するラプトルはいましたが、ホログラムに困惑するとはなかなか良い絵ではありませぬか。
しかし、出たところで、ブルーら三頭のラプトルに囲まれてしまいます!
これもジュラシックシリーズ恒例の「ラプトル包囲網」です!
出典:ジュラシック・ワールド : 作品情報 – 映画.com
ただ、今回はオーウェンが手なずけたラプトルたちです。
なにか会話したように頷くと、味方になるのです!
ちょっとかわいいですよねw
そこで登場したインドミナスは、先ほどと同じようにラプトルと意思疎通しますが、オーウェンに靡いているラプトルたちはインドミナスのいうことを聞かず!
(とはいっても、同胞のチャーリーを殺したのは勘違いして人間の方なんだけどねw)
インドミナスの圧倒的な力によってデルタとエコーは死んでしまいます。
OH, Nooooo!!
夢のタッグ!第1作目登場のティラノと同じ証拠があった!
オーウェンたちも追い詰められ一巻の終わりかと思った時、クレアが22年前にパークで暴れたあのティラノサウルスを飼育エリアから解放して、発煙筒でインドミナスへ誘導を開始します。
ちなみにあのティラノサウルスが、第1作目に登場した恐竜と同一の個体であるという証拠がいくつかあります。
ひとつは、発煙筒による誘導です。1作目でもマルコムが発煙筒で誘導して、ティムとレックスから引き離していましたよね。この個体は発煙筒に反応するよう調教されていた証拠です。
また、1作目の最後、ラプトルたちから受けた攻撃によって首元に傷ができますが、最後に咆哮するシーンで、その傷跡が残っています!
なんちゅうこだわりや!
MCA/UniversalPictures/Photofest/MediaVastJapan
そんなティラノサウルスとラプトルの夢の共演、これは非常にむねあつ展開ですよね。
盛り上がらないわけがないっっ!!!!!
ジュラシックシリーズではいつも敵対しているような関係だった両者が、インドミナスという強敵相手にタッグを組んでいるわけです。
しかも、ラプトルが攻撃するシーンでは、一瞬だけ『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』のテーマ曲も流れるというおしゃれすぎる神業!!
壮絶なる恐竜バトルの迫力は尋常じゃないですね!
CGも豪華であるのは勿論、パークのあらゆるものが粉砕されていくところもかなり細かいです。さりげなく「寿司」とか書いてあるのもいいですねw
デカすぎ問題?最後持っていくのはモササウルス!
ラプトルとティラノの猛攻に対し、それでも反撃を繰り返すインドミナス。
まだやるのかこいつ!!!
と思ったその時、湖からモササウルスがあらわれ、インドミナスに食らいつきます!
そのまま水中へ引きずられていき戦闘は終了…。
最後の最後でモササウルスが持っていくか!って思った反面、
凶暴な恐竜がそれより大きな恐竜に食われるという展開も、ジュラシック・パークらしくて好きです。モササウルスが大きすぎないか?という指摘はあるようですがw
なにか理解したのか、ティラノとラプトルは同じようにその場から去っていきます。
オーウェンたちを味方として認識しているのでしょうか。
ブルーとオーウェンが最後に別れるシーン、なんかいいですね。
ラプトルの様子から、ちょっとさみしそうな表情が読み取れますw
ラストシーンで、島から脱出するときに鳥を見つめるシーンがありますが、これもまた1作目のオマージュ。というか、『ジュラシックパーク3』でもありましたが。
コスタリカの避難所に到着し、ザックとグレイは両親と再会。
離婚間近の両親も、なんだか仲直りしたような感じですし、オーウェンとクレアも「一緒にいるか?」みたいなこと話して一件落着と。
ということで、続編は『ジュラシック・ワールド/炎の王国』となります。
今年公開の最新作『ジュラシック/新たなる支配者』も楽しみですね!!!
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