『マトリックス レザレクションズ』のネタバレ感想で徹底考察・解説!時系列は、1の続編とはいいつつ、やっぱり『レヴォリューション』の続きだった!?
前半はとにかく第1作目らしい展開でワクワク!後半はどうだったのか!?ラストの意味は?最新作を考察・解説!
いざ、SFの世界へ…!
マトリックス レザレクションズ のネタバレ感想・考察・徹底解説 (Ryo)
『マトリックス レザレクションズ』、早速鑑賞してきました!!
結構最速上映で観た方も多かったようですね。僕は最速は無理だったので翌日にしましたが、それでも劇場にはたくさんの観客がいましたね!
皆さんは、どんな感想だったでしょうか?
ここでは鑑賞後の感想をさっくり書いていきます!!!
まだ前作シリーズみていないぞ!復習が足りないぞ!
って方は先にこちらを♫
▼その前に!マトリックスシリーズを復習したい方は以下もご覧ください!
1作目のオマージュシーン連発!!デジャヴありまくり!
早速、結論から言うと、『前半は1作目らしい展開』『後半は、トリニティが軸の新しい物語』という感想です。もう少しはっきりいうと、いい意味の裏切りが多くて面白い部分もあったのですが、ちょっと後半からスピード感がなかったかな~と思いました。
前半は、もう、これでもかっていうくらい、ファン向けのオマージュシーン連発ですw
冒頭で現れる緑のコード、『マトリックス』の文字に続き、パソコン上で文字がうたれていくシーンなんてそっくりですよねw
しかも、トリニティらしき人物がマンションの一室にいて、そこに警察がやってくるシーンもデジャヴ感が半端なく、これは興奮!!!
バッグスとシークというメンバーは、はたからその光景をみて「これ見たことある…」とか言い出すので、完全に我々の声を代弁しているやん!!っていうw
冒頭から、マトリックスらしい、重力を無視したアクションシーンが出ますし、早々にエージェント・スミス(俳優は変更しているが泣)が登場しますし、モーフィアスらしき人物も登場。ファンが喜ぶシーンのミックスです!!!
ところどころで、1~3作目のシーンが挿入されるシーンも、もう嬉しいですよね!
なんやかんやほぼ20年ぶりですからね!!遠い昔の映画シーンがこうやって回想されていくのは、とても嬉しいですよね!!
(C)2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED
今まではゲーム世界?=ここは仮想現実!?モーグルって?
まず、冒頭でこんな疑問が出てきます。
え、今までのマトリックスってゲーム世界の話だったの!?
なぜかというと、トーマス・アンダーソンは、「マトリックス」なるゲームのクリエイターになっており、その会社では「マトリックス4をつくろう」なんて会話まであるからです。
※続編は「バイナリー」という名前でした。マトリックスらしいデジタル世界ですね!
「そんなぁ!?!?今までの三部作は、天才ハッカー・ネオとしてのゲームだったのか!?」
とまずはミスリードが入っていたわけですね。マトリックスらしい布石ですw
※さすがにこれが本当だったら大批判かwww
モーグルという単語も冒頭から登場しますが、これは、ネオがつくったマトリックス世界のことを指しているようです。バッグスたちが侵入しているのをみて「モーグルに侵入したのは?」と発言しているので、ネオがつくったプログラム世界のことを指していると思われます。
しかし、どうもネオの様子がおかしい。なんだか、過去の記憶がたまに蘇っているらしいのです。トリニティらしい、ティファニーと名乗る女性とカフェで会うものの、どこかかつての関係を思い出しているような。しかも、相手は、自分がつくったゲームに登場するキャラクターに似ていると言ってきますので、ますますなにか関係あるのではと考えています。
そんなネオは、セラピーに通って青い薬を処方してもらっています。そして、これはやっぱり妄想だと言い聞かせて生きているのです。モーフィアスに誘導されてトイレで会話したシーンや、爆破予告、警察の乱入シーン、社長だったエージェントスミスの攻撃、などどれも妄想だったと言われてしまいます。
※黒猫がセラピストのシーンで登場していますが、「マトリックス世界」では「デジャヴ」の意味。勿論、ネオにとってのデジャヴでありながら、観客にとっての「デジャヴ」を意味しているのでしょう
しかし、実は、このセラピストは「アナリスト」という人間で、以前の「アーキテクト」的なポジションの人間。
というのも、まずは実はこの世界が、レヴォリューションの後の60年後ということを踏まえなくてはなりません。
時系列はレボリューション60年後。機械も味方になっていた!
レボリューションの後、デウスエクスマキナと和平の取引を交わしたネオは、機械に取り込まれます。
しかし、その後、電力不足が原因で機械同士で戦争が起きます。
そして、今でも機械は争いあっているのです。
その反乱分子である機械の一味が、現実世界の人間たちと見方をしています。
そこで登場してくるのが、一見怖いロボットのようで実はかわいい仲間である「シベーベ」とかいう機械ですね。
現実世界で生きているのは、バッグスやシークの他、ナイオビも健在。
ナイオビは将軍と呼ばれて慕われています。
いつのまに皺だらけになってしまい…時が経つのは早いものじゃ
バッグスたちは、マシン・シティの特別な塔の中で眠り続けるネオとトリニティを救おうと動き出します。しかし、ここで疑問が生まれるはずです。
なんでそもそもネオとトリニティは生きているんだ?と。
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ネオとトリニティが生きている理由は?アナリストは何者?
ここで先程のアナリストに繋がるのですが、彼は新しくバージョンアップされたマトリックス世界を安定させるために、ネオを利用しようと考えていました。しかし、ネオに単独で様々な実験をしても失敗に終わってしまいます。
ただ、そんな実験の中、絶妙な距離感(ソーシャルディスタンスくらいの距離感!?w)で、ネオとトリニティを配置すると、なんと二人ともマトリックス世界で蘇生して強力な電力源となることができたのです!!
二人はくっついてもいけないし、離れすぎてもいけない。
絶妙な距離感でポッドに入っている状態が、一番(愛の力を電力にできる手段)だとアナリストは気づいたのです。
更に、二人をマトリックス世界から目覚めることがないように、彼は少し変わった処理を入れていました。それは、『物語』といわれる、架空の事実を植え込ませる処理です。なので、トリニティはティファニーとして家族を持っています。
子供がいないはずのティファニーは、家族がいるという架空の物語の中で、マトリックス世界を生きており幸せの為、そうそう目覚めることないのです。夫がいるのをみてちょっと悲しそうなネオは、心苦しいものがありましたがw
若きモーフィアス=AI粒子!?アイオ=ザイオン的存在!
しかし、今回、ムネモシュネ号のバッグスやシークに導かれ、若きモーフィアスと訓練し、そして前作で登場していた少女サティの計画(父親がポッドの設計者なので、ポッドに眠るトリニティのプラグの外し方を助言)によって、ネオもトリニティもマトリックス世界から出ることができます。
※シークは、前作のタンクみたいなオペレーターですね。「電話ボックスはもういらないの!」っていうバッグスの会話は少しくすっと笑わせますねw この世界では「鏡」が通路になっていました。
ちなみに若きモーフィアスというのは、彼は特別なAI磁性粒子?によって蘇生された存在だからです。当のモーフィアスは死んでおり、アイオ(ザイオンの次世代都市みたいな)にて銅像のようなものであがめられています。
※モーフィアスの訓練シーン、マトリックスお得意のカンフーアクションになるのですが、カット割りやテンポがなんか前作より物足りなさがありますよね。しまいには突然家まるごと吹き飛ばしてしまうので、「ん!?」と思ってしまいましたw
ネオは自分だけ目覚めても、ネオはやっぱりトリニティが気になる。
彼女はマトリックス世界で架空の「物語」とともに幸せではあるが、やっぱり真実を知らせて二人一緒になりたいと願うネオ。
ナイオビは少し反対気味でしたが、トリニティ救出に向かうことになり、無事にトリニティも目覚めることができます。
この辺で、エージェントスミスの予想外の「裏切り」があり、これがまた良いですよね!
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バレットタイムの逆バージョン!スミスが味方になる展開!
アナリストが「バレットタイム」を逆手にとって、相手がスローモーションになっている間に自分が動くという手法で攻撃してくるのに対して、打つ手がなかったネオ。
しかし、エージェントスミスは、ネオが解放されたことにより、彼も解放され、アナリストに銃をぶっ放します。
前作シリーズでは見られなかった「スミスが味方」「機械の一部が味方」という点が盛り込まれており、これはなんだか興奮しましたね!!!
ちょっと最初は「ええ!?」と思いましたが、観終わって考えてみると、こういうシーンは予想外だったので、期待を良い意味裏切ってくれて嬉しいという感じですw
スウォームによる大量攻撃!映像なかなかスゴイのあった!
ネオとトリニティは、アナリストによる攻撃に苦しみます。
ここも、少し映像的にすごいと思うのが、やっぱりあの「アナリストだけ普通の動き」というのが感激でしたね。どうやってこんなシーンを!?って思うと同時に、映画業界にも結構インパクトあるのでは。周りは固まっているわけではなく、よくみるとちゃんとスローモーションで動いているのが、ポイントだと思います!
また、前作でだれもがエージェント・スミスになったように、
今作では、誰もが「スウォーム」なるものに変化します。
スウォームというのは、目が緑色になっていたやつらですね。
アナリストの一声で、彼らはアナリストのいいなりとなります。
実際、無数のビルから爆弾のように飛びおりていくシーンもなかなかおぞましいw
キアヌ・リーヴスが年をとってしまったのもありますが、新たな映像テクニックを盛り込んで、アクションシーンに迫力をつけていくのは、よく考えこまれているなと感じました。
ラストの意味とは?2回目をつくりなおすってなんだ!?
そして、ラスト、アナリストはネオとトリニティによってぼこされてしまいます。
トリニティたちは「交渉しにきたんじゃない」と言うと、「2回目」を作り直すんだと言い放って、最後に空を飛んでいきます。
明らかに続編があるような匂いですよね。
2回目=ネオとトリニティにとっての2回目の物語でしょうか?
しかも、ポストクレジットには、ゲーム会社でのシーンで「キャットリックスをつくろう」みたいなちょっとエンタメシーンも挿入されています。これは必要だったのかw
ということで、以上、簡単なあらすじから考察でしたが、あまりネオの活躍シーンはないですよねw
どちらかというと、トリニティを目覚めさせ、トリニティが覚醒するための物語という印象。
前半はいかにも「え、あれゲームだったの!?」=「あれ、仮想現実だったのか?」と思わせぶりな1作目のような作風で非常に気に入りました。
ただ、後半から、アナリストの攻撃手法はよかったものの、ちょっとどこに向かってクライマックスがあるのかさまよっている感はありましたね。エージェントスミスもそこまで目立つことはなかったですし、登場人物も多すぎるような気も。
スピード感やインパクトという側面では、前作シリーズファンからすると物足りないでしょう。
ただし、新たな物語の始動と考えると、面白かったのかなとも思います!
それではまた!!
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